暗いのが怖かった本当の理由
不可解な事が日々起きても、正面から見る勇気が持てない私は、半開きの目でそれらをちらっと見る。そしてすぐに目をつぶってしまう。つぶってからゆっくり考える。なんでこうなってるんだろう? 考えても答えは大抵見つからない。
子供の頃から暗いのが嫌いだった。寝る時にも豆電球はつけたままだったし、頭や顔を洗ったりする時に目を瞑るのも怖かった(でも、石鹸が目に入ると痛いので仕方なく目は閉じる)。
と言うより、つぶった眼を開ける時が怖いのかも知れない。眼を開けた瞬間、思いもよらない物が、そこにあったら・・・その恐怖だったのだと今ならわかる。見えてない間は知らん顔出来るけど、見えてしまったら知らないことには出来ないから。
見えないことの不安より、見えてしまった事実の方が怖いっていうこともあるのかも知れないと思うこの頃です。