イタレリ、ツクセリにしないわけ
父の通院付き添いに行くようになって、一年半ほど経った。月に一度、隣の駅前にある大きい病院に行っている。
隣の駅だけど電車には乗らず、車で送り迎え。はじめは疫病対策だった。
運動を兼ねて、駅まで歩いて電車に乗って・・・と思っていたけど、実際に付き添ってみたら、病院内の移動だけで十分運動になる。
駐車場から病院まで、杖をつきながら歩くので時間はかかるが、駅からより近いし。雨が降っていると杖と傘は余計に大変なので・・・結果、車での送迎になった。
自分で出来ることは、基本的に手伝わないスタンス
病院に着いたら、診察券で受付をする。今時はもう全部機械化されている。
受付機に診察券を入れると受付終了。画面に大きな「はい」が出るので、そこをタッチするだけ。簡単に済んでしまう。
そこから検査室へ行くときもあり、診療科へ行くときもあり。2階へ行ったり1階へ戻ったり。エレベーターはあるけれど、建物の端っこなので、結構歩き回る。
診療科での受付を済ませて、大体の待ち時間を計算する。受付番号が出ているので、予想がついて便利。待合室のソファーが埋まっているときが多いので、たいてい喫茶室に行く。コーヒー飲みながら、他愛のないおしゃべりをしつつ時間を過ごす。
喫茶室にも受付状況のわかるモニターがあるので、番号を確認したら待合室へ戻ってさらに待つ。
しばらくすると、診療科の看護士さんに呼ばれて、診察室へ。
終わったら会計のファイルをもらって、次回の予約を取り、自動支払機で会計を済ませる。
会計の少し奥に、調剤薬局へ送れるFAX機が置いてある。処方箋をFAXし、病院を出て、近くの薬局でお薬を貰う。ここまでがルーティーン。
ゆっくりではあるけれど、上のルーティーンの全部を父は自分でこなす。
基本的に、自分のことは出来るだけ自分でしてもらう。「至れり尽くせり」は本人のやる氣も活氣も能力も、奪ってしまいかねないと思うから。
それプラス、今は私が付き添えているけれど、何かあって別の人に変わったときに、病院内で迷子になると困るから。
まぁ、これも付き添う側の私に時間の余裕があるから出来ることかなぁと思いつつ。
もちろん、途中で困った時に助け舟を出せるように、斜めうしろに控えていて、時間がかかりそうだったり待っている人がいるときは「お先にどうぞ」と言ったりして、他の患者さんやスタッフさんに迷惑にならないようにしている。
通院に同行するといろんな方々を見かける。受付やら予約まで、付き添いの若い人が全てやっている事が多い。確かにね、その方が看護士さんや受付のスタッフさん、そして何より付き添いの本人の時間が短縮できるんだよね。そして、ストレスも溜まらない。。。
だけどやっぱり、至れり尽くせり、には出来るだけしたくない。そうしてしまったら、父自身、一体誰のための、何のための通院か、わからなくなりそうだから。
もちろん診察室でも予約の時にも、後ろで全て聞いているし、大事なことは質問したり復唱したりメモしたりしている。そこは御年寄だけに任せていると、あとで困るのは私・・・と言うことになるので、ね(^◇^;)
今日から6月。月が変わったので、また今月も半ばに病院に行く。あんまり混んでないといいなぁ〜(*´艸`)