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Photo by
karatchi
丼物屋とお婆さん
仕事帰りの夕方。
いつもの様に車で信号待ちしていた。
ふと目を横にやるとワンコインの丼物テイクアウト専門店が目に入る。
海鮮系丼物が多く
大きな看板に沢山のメニュー写真が貼ってある。
美味しいと評判の丼物屋さん。
お店は割と狭く、入口も1人通れる位。
すると車椅子に乗車した1人のお婆さんが出てきた。
やっと車椅子が通れる位の幅。
後ろで車椅子を介助している方も一緒に出て来た。
介助しているのも同世代位の高齢女性だった。
友人か姉妹かの様に見えた。
車椅子のお婆さんは嬉しそうに微笑み
袋に入った丼物を両手で抱え膝にのせ、車椅子を押してもらっている。
車椅子で信号をゆっくり渡り、これから自宅でゆっくり食べるのだろう。
その姿を見て、何だか心が温かくなり、良かったね★と純粋に思った。
理由は分からないがそのお婆さんは車椅子になり、中々1人で直ぐに買い物にも行けないだろうし、介助無しでは生活もきっと不便があるだろうと推測する
まして外食も大変かもしれない。
そんな彼女の苦労が少し垣間見えたがそれと同時にとても嬉しそうに袋を抱える姿を見たら
何だか胸が切なくなった。
お婆ちゃん、良かったね💐
美味しかった?
敵視しあわず
困ってる人に自然に声掛けし、皆で助け合える世の中になって欲しい。
スマホが無い
昔の田舎にはそんな世話好きやお節介の人が当たり前にいた。
孤独じゃ無いんだよ
皆同じ時代を生きているんだよと思う。
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