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【広報つの2022年3月号掲載】都農をめぐる冒険Vol.6~「スポーツコミッション」と「スポーツ庁」をめぐる冒険

12月にスポーツ庁と日本スポーツツーリズム推進機構の皆さんが、ツノスポーツコミッションの活動を視察するために都農町に来られました。特に都農町・J.FC宮崎・ツノスポーツコミッションの三者が締結した「つの職育プロジェクト」に関する連携協定にもとづく、スポーツによる地方創生・まちづくりに資する活動が、全国的見ても先進的なモデルケースになる、というのです。

ここ10年で全国各地に170を超える数のスポーツコミッションが設立されてきました。他地域での主な取り組みは、地域活性化策としてのスポーツと観光を組み合わせた「スポーツツーリズム」や、スポーツ大会・合宿の誘致などです。しかし、現在スポーツ庁が策定中の第3期スポーツ基本計画では、地域スポーツコミッションの担う役割として、これまでの「スポーツ」×「ツーリズム」にとどまらず、「スポーツ」×「まちづくり」というスポーツによる地方創生を期待する方針が盛り込まれる予定になっています。

そして、その最先端を行っているのがツノスポーツコミッションでした。具体的には、サッカークラブ(ヴェロスクロノス都農)を都農町に誘致することで目標に向かってチャレンジする若者とそれに付随する事業を呼び込みました。また、中高生年代を中心としたツノスポーツアカデミーを設立し、地域ぐるみで若者を育てていく仕組みをつくることで、地域の労働力不足や都農高校閉校による若者の減少といった都農町が抱える地域課題の解決に向けた取り組みを行っています。

スポーツ庁の方々も、これから示す方針を先んじて実践しているところがあるとは思わなかったそうです。先進事例として全国に紹介したいとのことで、2月に名古屋で開催された地域スポーツコミッションシンポジウムで都農町を全国に発信してきました。ほかにも生涯学習の研究会や地域スポーツのネットワークからも発表依頼が相次ぎ、関心の高まりを実感しています。全国から注目される都農町の取り組みです。町ぐるみで一丸となって推進していきたいと思いますので、引き続きご協力お願いいたします。



自分の真意を相手にベラベラと伝えるだけが友情の行為ではないということさ。それがわたしの提唱する真・友情パワーだ…(キン肉アタル)