底辺配信者が陥る「身内ノリ」を底辺配信者が考える
2024/2/25追記
検索等から大勢の方に読んでいただけているようでありがとうございます。
あれから一年後の記事も書きましたのでそちらもどうぞ。
本文ここから
どうもこんにちわ!ちらしのおんちゃんです。
ようやく少し暖かくなって過ごしやすくなりましたね。花粉はヒドイが外に出る気力が湧いてきた気がします。
さて、今回は配信のお話です。
配信が楽しくなるとリスナーを増やしたくなる
私は、YouTubeの登録者数が約150人という、所謂世間で言うド底辺配信者です。
まぁそれでも楽しくいろいろ勉強させていただきながらゲームやお絵かき配信をしています。
で、最初は楽しいだけの配信がやがて「もっと見てくれる人が増えないかな~」という気持ちにシフトしてきます。これはどんな配信者さんでも例外なく抱く気持ちです。勿論悪いことでもないですし、自然な流れです。
「自分は違う!楽しんでるだけ!」という方もいらっしゃいますが、そうなると「何で配信してるの?」っていうことになりませんか?
誰かに見て貰うことを意識している以上、楽しいだけで配信を続ける人はいないと思います。だから途中で辞めちゃう人が多いんですよね…
そこで「じゃあ、どうしたら見てくれる人が増えるだろう?」と考えます。
そりゃ今の配信内容が面白ければどんどん登録者数が増えるわけで、増えてないってことは何かしらの理由があるわけですからね。
友達に見て貰うことで満たす承認欲求
配信者さんの殆どがTwitterなりのSNSを運用していると思います。
そこで告知するとフォロワーさんが見に来てくださって、コメントしてくださいますよね。
そうすれば「誰かが見ている」という安心感が湧いてきますし、コメントがあれば話題にも困らないでしょう。
駄菓子菓子!
それで登録者数が増えました!という話は残念ながら殆ど聞かないんですよね。
そう、タイトル通りの「身内ノリ感」が出てしまうからです。
身内感の配信については以下のサイトがうまくまとめてくださってます。
コメントが来ないと不安になる。
配信者で一番辛いのが誰も見ていないという状態です。
そりゃ、誰も見ていない状態で雑談し続けろ!というのは難しいですよね。
いくら独り言が多くてお喋りの自分でもかなりハードルが高いです。
しかし、友人にその不安を満たしてもらっても登録者数が増えるわけではないので、根本的な解決にはならないんですよねー。
常連ばかりの喫茶店に積極的に入っていく人はいない
友人が、とある人の配信を見たところ、コメントが配信者さんの身内だけで埋まっていて、友人が「はじめまして」とコメントしたところ、「あ、どうも」のみ。
その後は身内の視聴者とばかり話していたそうです。
そうなると「次にこの配信に来てもまたこんな感じかな。もう見なくていっか」と思いますよね。
私も遭遇したことがありますが
私「こんにちわ~」
配信者「どうもー(名前読み上げはなし)」
常連「◎◎くん!こんばんわいつもがんばってるね。素敵!」
配信者「○○ちゃんいらっしゃい!元気ー?今日仕事大変でさ~、疲れちゃってー。○○ちゃんが来てくれたから元気出たよ!(身内は名指し)」
常連「やだー嬉しい!今日も頑張ってね!応援してるから!」
配信者「ありがと~頑張るね!ところで○○ちゃんも一緒にゲームやる?」
以下常連と配信者のやりとりのみ。
私「(なんかめんどくさそうだからいっか)」→ブラウザそっ閉じ
これだとご新規さんは入れないですよね…入ったとしてもコメントに躊躇してしまうところ。
友人はこの光景を見て「配信者さんって、基本的にはリスナーさんが増えるのが嬉しいのにまず常連がそれを邪魔してるよね」って。
確かに…その言葉を聞いて、私も配信を見に行ってもコメント投稿はある程度で切り上げるようにしています。
配信者としては「誰でもいいからコメントください!」というスタンスなんでしょうが、残念ながら常連さんがそれを邪魔しているというパターンは少なくありません。
配信者にも原因がある
基本的には自分の行いが周囲の環境に影響があることが多いわけで、この「常連しかいない喫茶店(ただし店主は売上を伸ばしたいが常連を無下にはできない)」という状況を作り出しているのは大体が配信者自身です。
リスナーは「配信者と仲良くなりたい」
配信者は「登録者数を増やしたい」
一見良さそうですが、実は相性が悪い組み合わせです。両方を調和させることはかなり難しい。
皮肉にも(特定の)リスナーさんを大事にすればするほど登録者数は増えませんし(常連が集う喫茶店状態)、逆に平等に接することによって構って貰えないと感じたリスナーは離れて行くわけです。(大事にされていないと感じると人は去っていく)
しかし、良く考えてみよう。
そもそも何のために配信を始めたか、そして配信を続けているか。
その関係は、あなたの配信の目的達成に協力的な人達ですか?
その人達は配信を続けている間、必ずあなたを応援してくれますか?
仲良くすることを問題視しているわけじゃないんですよね。
絵理さんのnoteの通り「人は簡単に手のひらを返す」んです。
最初は良くても、面白くなくなった…飽きられた…何らかのトラブルがあり、その人達が離れて行った時に誰が残るのでしょうか?
リスナーさんを最初から平等に大事に扱っていれば残る人も居るでしょうが、ご新規さんを追い出すような対応をしていた結果、誰も残らない…
ということもあります。
こういうのって配信だけじゃなくって普段の人間関係でもそうですよね。
誰かに依存しているとその人が居なくなったときに、本当に何も残らないんです。
残るのは「底辺配信者から抜け出せずに信頼できる仲間を失った自分」だけです。
依存のからの思考停止
登録者数が増えて反応が多くなればどうしても特定の人だけ特別扱い…は難しくなるのでリスナーさんに対しては割と平等に近い形で接することができるようになります。
いずれは最初は頑張ってたコメント全読み上げもできなくなる時が来ます。
(もう私は既に読めてないwww底辺なのにwww)
星の数ほど存在する生配信から自分の配信を選んで見てくださる視聴者さんは勿論大事にしたい存在。ですが一番大事なのはやはり「配信の内容を充実させる」なんですよね。
しかし、仲良い特定の常連がいると「その人達にウケる企画を考えよう」みたいな考えに陥りがち…
その企画は本当に面白い?
誰が面白いって感じるの?
常連さんに依存していると、その楽しさの軸がブレちゃうんですよね。
楽しんでもらいたいのは特定の人達だけじゃなくて見てくださる方全員じゃないですか?
常連だけ楽しい配信ってその人達以外にはいつかは見られなくなりますし…
「自分は違う、ちゃんとやっている」という罠
駄菓子菓子!
人は自分の行動や環境に疑問を持つことはあまりありません。
あっても他人を怒らせたとか、金銭的にマイナスがあったとかの何かをやらかした時くらいじゃないですか?
大体の人が行き当たりばったりで楽な方向に流されているんじゃないですか?
そしてそれが「楽しくて正しいこと」になってしまう。
なので、配信でもとりあえず友達の誰かが来て、ちょっとは盛り上がれば「配信楽しかったし、これでいいんだ」って考える。
でも、登録者数は全然増えない。
自分達は面白くて盛り上がってる配信なのに。
自分(自分達)が楽しければ見ている人も楽しいはず。というのは残念ながら傲慢な考え方です。
だったら世の中楽しいことだらけですよね笑
人間、ある程度の自己肯定感がないと病みますし、利用されたりするので自信を持つことはいいことだと思います。
しかし、数字は残酷です。
宣伝してない、面白くない、常連がたむろってる…
この状態で数字が上がるのは余程本人に人気があるとか炎上したとかしない限り難しいでしょう。
SNS時代になって数字に振り回されて辛い。と言われますが、やはり数字は大事です。目に見える指標はまず数字ですから。
数字が伸びないのは何故なのか。自分の行動に疑問を持つことは大切なことだと思います。
んじゃお前はどうなんだよ?
当たり前の感想ですが「じゃあ底辺のお前は何やってんだよ」ってなりますよねわかります。
自分も底辺配信者から脱出するべくいろんなことを考えています(ここでは言えませんが)
例えば「歌ってみた」を面白くしてみたいと思い、明らかに歌ではない歌を歌いましたよ。はい。
知らない方から「本当に歌った人居るんだ」ってツイートして頂いたりとかなかなか良い反応でした。やってる方は死ぬほど恥ずかしいんだが
こういった「知らない人でも笑った」みたいな配信内容は比較的ウケが良かったと思います。
単なる「歌ってみた」だと上手い人には絶対に敵わない。かといって普通に歌っても埋もれるので「面白く」に重点を置きました。
今配信を見てくださってる方はもちろん、これから見てくださる方も楽しめるような内容を最優先に考え、コメントへの反応も考えて居ます(ないがしろにするのは自分のスタンスではないので読み飛ばしなどはしません)
何故、配信を始めたのか?
配信を続けてどうしたいのか?
友達とワイワイしたいだけだったら数字を伸ばすことを考える必要はないと思いますが、その道は今のところ考えていません。
もっとたくさんの人に見て頂いて、一緒に盛り上がったり笑ったりしたいんですよね。
また、配信技術なども大変勉強になるし(それまで機材とかに全く興味がなかった)人様の配信を最初は参考程度に…と思って見ていましたが今じゃすっかりいろんな方の配信にハマっちゃってる自分も居ますw
これからも日々勉強!楽しい配信を作っていきたいです。
ソンナカンジ
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