山頂で鍋焼きうどんをハフハフ
山登り初心者にとって、鍋割山の高低差図は憂鬱。
鍋を半分に割ったような形状が名前の由来(諸説あり)らしいけど、
もっと浅い鍋でも良かったんじゃない?と思う。
特に後沢乗越からの傾斜が急になる。
乗越って、「山道を上り詰めてそこから下りになる場所」のはず。
なぜそこから急な上り坂になるの?
「名は体を表」さない山。
そこの山頂に美味しい鍋焼きうどんが食べられる山荘があるらしい。
でも、週末は2時間待ちの場合もあるらしい。
年の瀬も押し迫ったとある平日。
友人二人と鍋割山で鍋焼きうどん(鍋焼き山)プロジェクトを敢行!
平日でも冬休みに入った人はいるよな。。。
寒い中、鍋焼きうどんを求めて長蛇の列ができていたらどうしよう。。。
「大丈夫だよ」と、何回かその山頂で鍋焼きうどんを食べた友人は言うが、
やっぱり心配な私。
渋沢駅からタクシーで県民の森の駐車場まで行って、そこから出発。
1時間所要時間を節約できた算段。
山道に入る。
私たちの前を背負子に発泡スチロールのケース3つ載せた歩荷さんが
一歩一歩踏みしめながら傾斜を登っていく。
ミシミシミシミシ・・・
荷物を固く固定した紐と背負子がきしむ音が続く。
鍋焼きうどんの材料が一歩一歩、山頂目指して登っていく。
大変だろうなあ。何キロぐらいあるんだろう。
みんなのために、いつもありがとうございます。
後沢乗越からの傾斜は心配していたよりキツくなかった。
案ずるより産むが易しとはこのこと。
「うどん、うどん、鍋焼きうどん」と頭の中でリズムを取っていたせいか、
想定より早めに到着。人もまばら。
そして、熱々の湯気が立った鍋焼きうどんちゃんが遂に私の目の前に!
まず、おつゆをすすり、熱い液体を冷えた胃の中に流し込む。
あちちちち。。。でも至福。。。
次にえのきと麺を箸で持ち上げ、フーフーしながら口に運ぶ。
ううう。旨い!
富士山に見守られながら、冷めないうちに熱いうどんをすするひと時。
大満足💛