教会での2世3世の結婚をめぐるランクの話
今日の話は、教会のなかで、結婚した子どもを持つ母親たちの反応を見ながら感じ取った内容です。
(信仰を我が子に受け継がせることへのプレッシャーは母親に掛かることが多いように思います。
母親だけが入信することが多いのもあるけれど)
同じキリスト教といえど、どの程度2世3世の結婚に制限を掛けるかは、宗派や教派、教会によって異なります。
クリスチャン同士の結婚を強く勧められ、中にはそうでないといけないと言われるところもあるようですね。
私が所属していたところでは、クリスチャンがクリスチャンでない相手と結婚することは容認されていました。
ただ、望ましい結婚⇆望ましくない結婚、という暗黙のランク付は存在していて、それによって苦しむ母親(そして一部、私のようにそのプレッシャーを受ける子ども)がいたのは事実です。
では、私のいた教会の場合はどうだったか。
最高ランク:クリスチャン同士の結婚。
→同じ宗派からなおよし。当然教会で挙式。合格ライン:クリスチャンでない相手と結婚するが、教会で挙式した場合
→教会内で報告できるのはここまで。報告できない結婚:クリスチャンでない相手と結婚し、教会では挙式しない場合。
根拠がないとおっしゃる方がいらっしゃるかもしれません。
でも私は、お子さんが教会で式を挙げなかったために、我が子の結婚を教会でも一部の人にしか報告できず、寂しい思いをしていた方を知っています。
その方のお子さんは、子どもの頃には教会に通っていました。
子どもの頃から知っている子の結婚というおめでたい話を共有も祝福もできない…。日頃言っている"兄弟姉妹"という言葉が虚しく感じられました。
でも当時は、まさか自分が1〜3の間で悩むことになるとは思いもしませんでした。
結論から言うと、私の結婚は、
2.クリスチャンでない相手と結婚するが、教会で式を挙げる
というものでした。
宗教2世の結婚は、悩むことも、親の感情の整理(これは親自身に任せるしかありませんが)、宗教コミュニティの関係者とのあれやこれや…。
そして実家の宗教要素と、結婚相手や結婚相手の実家とのすり合わせ…。
気を使うし、疲れるし、なんで私だけがこんなことをしなければならないのかとも思います。
でも、そこを乗り越えていくと、自分が教えられて育った宗教とどう付き合って生きていくかも、おのずと整理されていきます。
結婚をめぐって悩んでいる宗教2世たちに、心からのエールを送ります。
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