「Erewhon」感想
これまでの実況メモ
全体感想
まさしく自分が期待していた通りの「因習」エロゲだった。
俗世から隔離された山奥の村で、村中の娘たちから性的な奉仕を受けるという王道テンプレな展開ながら、美麗なグラフィックと民俗学に精通したライターによって構築された上質な空間、そして圧倒的物量を誇るエロスの濁流によって、こちら側の規範が解体されてゆく様を存分に堪能できた。自分が融けていく感覚って、すごくえっちだよね…
物語が進むほど、来待村の因習がいかに業の深いモノかがプレイヤーに開示されていき、その度に作品に引きずり込まれていく感覚を覚えた。特に凄かったのは、取り替え子編ラストの十子の肉を喰らう~村を焼くまでの一連の流れかな。ひぐらしの祟殺し編を思い起こさせる怒涛の展開の連続に、口をあんぐり開けたまま無心でプレイしていた。それだけ雰囲気に呑まれていたという証拠だろう。
作中にて殺人、近親相姦、カニバリズムと村社会における禁忌は大体コンプリートしていたんじゃないかな?やべぇよこの村。
中でも、特に「カニバリズム」に焦点が当てられていた。時間の流れを超越する摩訶不思議な洞窟の中で、ヒロインである十子の肉を食む主人公。洞窟が”常世”のメタファーならば、さながらヨモツヘグイか。であれば、「生きて」という十子の願いと共に肉を体内におさめた主人公が、この世ならざる化け物になり果て、永遠の生を生きることになる展開にも納得感が生まれる。十子の願いは叶ったものの、同時にそれが主人公へと架せられた十字架として重くのしかかり続けるのが残酷だ。願いは祈りへ、そして祈りは呪いへ。
洞窟の中で彷徨い続ける主人公の中で、もはや十子への想いが、剥奪された死への憧憬と共にぐちゃぐちゃになっていて、このあたりの複雑怪奇な心理描写はなかなかに自分好みだった。「十子への想い」だけが蓄積され、結局「十子をどうしたいのか」、当の主人公自身もはや判らなくなっている。「迷い嘆きつづける」ことが主人公の本質で、その性質は終盤の連続する選択肢群にもよく反映されていると思う。最後の最後、大事な場面さえ、自身では決めあぐねると…この辺は没入感を阻害していると感じたし、選択肢を選ぶ楽しさもなかったけれども、「主人公」の表現としてはまあ一貫していて納得感はある。彼は主人公属性のない、ただ巻き込まれただけの一般人なんですよ…
一応トゥルーエンド?的なものは「雪の夜」と「悪夢の果て」の2種類存在している。
「雪の夜」エンドでは、憎悪の渦に吞まれなかった来待村を見届けた主人公が、最後には消滅するという形で幕が下りる。このシーンは一面雪景色に染まった来待村が印象的で、それまでの幻想的で狂気的な赤の世界の面影は、もはや”どこにもない”。まさしく「Erewhon」のタイトル通り。寂しさと、過ぎ去った季節のイメージが強く喚起される終わり方で、エロゲ界では貴重な「秋ゲー」の風格が漂っていた。…まあ秋ゲーというにはちょっと淫臭がキツイが。
もう一方の「悪夢の果て」エンドは、洞窟に落ちてきた十子に主人公自身の肉を喰わせる、という終わり方。十子から受け取った祈り/呪いを十子自身に還すことで、真に十子から解放されるという、なんだか神話のようなオチでこっちも結構好み。美少女の肉を食べ、そして最後には美少女に食べられるという…
…それにしても、「美少女の肉を食む」という行為は一体何を意味するのだろう。やはり性行為の延長線上にある表象なのだろうか。対象を蕩尽しつくした果てに、文字通り「一つになる」という、究極のエロティシズム。…う~ん、僕にはバタイユorサド的な才能(性癖)は無さそうだ。あ、でも美壽々さんが肉を食むときの咀嚼音はかなり淫靡だったな~。なるほど、咀嚼音から性交の抽送音を連想しているわけか…
本作は一応ループものではあるのだけども、その為にわざわざ別のSF要素を持ち出すのではなく、「まれびと」という因習ものに馴染み深い概念をそのまま拡張してループに繋げていく展開には、「雰囲気崩れなくてめっちゃいいじゃん!」と感心していた。それとも「因習」エロゲでは、結構手垢のついた手法だったりするのだろうか?因習とループ…うむむ、もっと因習エロゲの経験を積まなくては…
ちなみに上記で”一応ループもの”と書きはしたが、本作には一般的なループ作品で得られるようなカタルシス(主人公が過去を改変してヒロイン救済してくっついてめでたしめでたし~的なやつ、語彙力皆無ですまそ)はほぼ存在しないといってよく、そこはループものアンチの自分としては好ましかったかな?
本作の主人公はループしても終始迷い嘆くばかりで、基本何もしない。因果の糸を断ち切るのはほんと~に最後の最後だけ。それさえも達成感が得られる、というよりは「やっとこれで終わった…」という疲労の色濃い安堵感が漂うばかり。緩慢な自殺へと歩を進め、最期には、まるではじめから存在しなかったかのように「ふっ」と消えて無くなる。盛り上がるわけでもなく、寂寥感を感じさせる終わり方。「Erewhon」という言葉は、もしかすると主人公の方にもかかっていたのかもしれない。…というか、今更ながら作品タイトルが「Erewhon」なのが良いな。作品全体は「和風」のイメージで貫かれているのに、タイトルだけが「洋風」という対比。BLEACHじゃん。
とにかく、過去改変を行った主人公が誰からも肯定されることなく、最後には泡沫の幻の様に消えてしまうという終わり方が、気に入っているのだろうな。
エロシーン関連だと、かなり熟女勢が目立っていた印象。やっぱり年上&非処女属性最高~!!!!経験豊富なご婦人方に責められるのたまりませんことよ。ヒロイン勢だと一番最初の稀世良との出会い→接吻→まぐわいの流れが良かったかな?あそこで一気に作品に引き込まれた感じ。稀世良の髪が広がる様が、風に舞う椿の花びらと共に妖しい魅力を振り撒いていたように思う。後は稀世良の足コキかな~。一枚絵のクオリティも高かったし、何より画像アップロードする為にちんこを塗りつぶす作業がマジで楽しかったので…
不満といえば、やはり物語後半における稀世良の出番のなさだろうか。主人公のことを「お兄様」と呼ぶのだから、「実は本当に兄妹なのでは?」などと色々背景を想像していたけど、結局何もなかった。…しかし一方で、全クリした今となっては出番の少なさゆえに、かえって彼女の魅力が引き立てられている部分もあるのかな~と思い始めてきた。最終的に、ヒロイン3人のなかで一番魅力的という評価になったし。途中までは十子が一番良かったんだけど、最後にプッシュされ過ぎて萎えてしまったので……すまん、またお得意の逆張りですね。
稀世良の存在はミスリードみたいなもので、如何にも何かありそうだとプレイヤーの深読みを誘いながら、その実「清ら」なだけの、裏のない女の子だった。彼女は美壽々の娘で、いわばこの憎悪と悪意に満ちた村の象徴でありながら、その中身は一欠片の悪意もないほど澄んでいて、そのギャップが彼女の魅力を上手く演出しているように思う。稀世良は幻想的で狂気的な赤の世界にしか生きられない、儚い存在なんだ…
だからこそ、「雪の夜」エンドで稀世良を生ませる描写はいらなかったと思うよマジで。
まとめ
非常に質の高い「因習もの」エロゲ
男衆にも声があったら完璧だったかな~
あと、ホラーゲーム「Siren」に結構雰囲気が似ていると思った。
赤のイメージも、異客の肉を喰い不老不死になるというくだりも…
ちょうどSirenがエロゲ化したらこんな感じなのかもな~と、Siren大好きな私としてはご満悦でした。
「Erewhon」感想の感想
さて、エロゲプレイ後の一番のお楽しみと言えば批評空間の感想を読み漁ることである。この為にエロゲやっていると言っても過言ではないな!
今回の「Erewhon」でも、ためになる感想や面白い感想に巡り合うことができました!そんな感想たちにリスペクトの念をこめ、誠に勝手ながらこの場で取り上げさせていただきたく存じます。
※取り上げさせていただく感想について、なにか不都合や問題等ございましたら、コメント欄にてお知らせください。
※ここではエロゲ―批評空間から感想の一部をとり上げて、その感想の感想を綴っていきます。
なお、本来は引用元のリンクも載せるのが筋だとは思いますが、エロゲ―批評空間のリンクを載せるとnote運営にBANされるとの噂がありますので、ここでは引用のみに留めておくことを、予めご了承ください。
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peacefulさんの感想の感想
はえ~すっごい博識…「幸仁」という主人公の名前そのものですねこの詩は。山の向こうにある幸せを「未だ出会っていない将来の自分自身」という、本作のループ性との関連も伺えそうな解釈につなげるられる洞察力が素晴らしい。僕がやっているのはただの無根拠な逆張りであって、それは結局のところ物事の表面だけをさらっていることと何ら変わらない。peacefulさんのように、しっかりとした知識に基づいて表現の裏まで読み込むということが僕にはどうしてもできないので、こういうことが出来る人は本当に尊敬します。
へ~小説「Erewhon」のことは知っていたけれど、「河童」は知らなかったな…河童の肉を食用とする描写があったんだ。てっきり人魚姫に肉を喰う~的なやつが元ネタかと思っていたけど、Erewhon繋がりでそれらしい元ネタがあったんですね…
「すばらしい新世界」は名前どっかで聞いたことがあるな~
ディストピア小説って大概セックスが厳しく管理されているか、逆にフリーセックスかの二択になりがち。エアプだけど…
はえ~すっごい…やっぱり花言葉ガチ勢になるべきなのかこれは?
椿の花言葉もプレイ中に調べてはいたんだけども、あまりに意味が多すぎてぶん投げていた。まさか色ごとに花言葉が違っていたとは…
ふむふむ、peacefulさんは稀世良推しか~
たしかに彼女の第一印象は強烈で、いっきに作品に惹き込まれる妖しい魅力に溢れていた。CV小波すずさんの声も良かったし…
ただ、ヤンデレかといわれるとそうでもない気がするな~
僕はヤンデレの魅力を構成するのに欠かせないものとして「嫉妬」があると思っていて、そこは彼女が持ち合わせていないものだと思う。彼女はどこまでも純粋に「御廻様」の嫁御前として育てられてきた娘であり、単に「御廻様」に向ける愛情が深すぎるだけで、それはヤンデレとはまた区別されるもののはずだ。そう、「嫉妬」とはどこまでも人間臭い感情で、どこか浮世離れした彼女には似合わないと、そう私は思うのですよ!
母性を感じさせる~のくだりは同意。しかも淫靡さとあどけなさが両方そなわり最強に見える。母性ロリ最強!母性ロり最強!
なるほど~幸福の解釈か…「未だ出会っていない将来の自分自身」という言葉をループ性の暗喩としてしか捉えていなかったので、ここで暗喩から本来の「山の向こうの幸せ」という言葉に立ち返り、改めて主人公にとっての幸福が何だったのかに思いを巡らせてみる。
「山の向こうの幸せ」とはつまるところ、そんなものは「どこにもない」ということでしかないのだと思います!理想郷は存在しないからこそ理想郷なのだ。
…さて、これで終わらせてしまっては何ともつまらないので、「山の向こう」を”あの世”と解釈して考えてみよう。
主人公は洞窟にて十子の肉を口にした時点で、もうこの世ならざる者に成り果ててしまったのだから、普通の人が憧れるような「幸福」はどちらにしろつかめないのではないだろうか。つまり、主人公はもうとっくに死者なのである!
>「死なないということは、生きていないということだ。少なくとも俺にとっては」
死を剥奪された時点で、それはもう死者となんら変わらないのである。死者は何も求めない。いや、死者が求めるものがあるとすれば、それは今も昔も「安らかな眠り」なのではないだろうか。因果の糸を断ち切り、ようやく眠りにつけた主人公は、その意味で間違いなく幸福だったし、救済されたといって良いと私は思います!
十子との関係性は、浅生詠氏が名前を出していた折口信夫「死者の書」あたりに何かヒントがありそうな予感がある。生者と死者の恋が描かれているらしいので…
以上、 peacefulさん、本当にありがとうございました!
私も精進せねばと、 peacefulさんの 知識に富んだ感想を読んでいて強く思いました。いつかこういう知識に裏付けされた文章を私も書けるようになりたいです。
tkktさんの感想の感想
「人権蹂躙が日常茶飯事のガンギマリ村」という、出だしからキレ味が鋭い文章で笑いを誘う。それでいて、どんなゲームなのかが短い文章にコンパクトにまとめられていて凄い。
全然Erewhonとは関係のない話だが、tkktさんの一言感想で一番面白いのは「ク・リトル・リトル」のものだと私は思う↓
wwwいやーめっちゃ面白いわwww
tkktさんは私と同じく淫夢厨であらせられるので、使用する語彙は近いものがあるはずなんだけども、この言語センスは真似できないな~。羨ましいどす😭😭😭
…脱線しすぎたのでErewhon感想に戻ります!
未プレイにもネタバレなしで優しく解説してくれるtkktさんすこ。
っていうか、本作70回もエロシーンあったのかよ…そりゃ脳みそガンギマリ村に洗脳されますわ…
まあ僕は本作では一回も抜いていないんですけどね!
多分八千代さんが正弥さんを逆レイプするエロシーンがあったら抜いていたと思う。どうして無いの😭
ガール御稜威ボーイは草。ガールが主語なのもいいですね、主人公は終始稀世良にリードされっぱなしでしたから
確かに稀世良が「好き」といわれて絶頂するシーンは良かった。僕の中では稀世良ルートは「好き」の一言を際立たせる為だけに、過剰な淫語と倒錯的性行為の数々があったと思っているので…
ただ、やっぱりどうしてもこの稀世良との和姦は淫語なしでやってほしかったな~というのが正直なところ。
ただ、「壺中桃源」というエンディングタイトルを考えると、あの和姦~中だし結婚宣言までの一連の流れは、主人公が村の因習に完全に取り込まれたことの証明として、淫語全開なのがやっぱり正解か…
「千年守ったアイドルの枕営業は醜悪極まり」とか「最大多数の最大苦痛」とか、相変わらずワードセンスがすごいwww
美壽々さんについては尊厳破壊の過程が丁寧に描かれていて、「そりゃあ憎悪に狂うのも納得ですわ」と思わせるだけの説得力があったと思う。
結局は時を一番はじめまで巻き戻すことで、全てを無かったことにして解決してしまったんだけれども、もしも憎悪に狂った美壽々と直接対峙してどうにかするという展開があったならば、きっと鍵になっていたのは稀世良なんだろうな~とか妄想している。自分は途中まで「主人公は実は記憶を失っていて、その正体は太歳の肉を喰った正彌」だと予想していたので、記憶を取り戻した主人公が洞窟パワーでループして稀世良と組んで美壽々さんを救済する方向に行くのかな~とか思っていた。稀世良が執着しているのは村の因習ではなく、あくまでも「御廻様」であるのだから。正彌と稀世良にはどうやら美壽々さんも思うところがあるようなので、そこを突いて崩していくのかと。
>「たとえ私が産んだ娘が鬼に選ばれても、私はその肉を喰らうでしょう」
「この腹を痛めて生まれた娘であっても、それはこの村に連なる忌まわし
いものなのだから」
この台詞から、美壽々は自分自身さえも許せない、ともすれば一番憎いのは美壽々自身なのではないか、と私は感じた。娘への虐待=母である自身への虐待という図式。一方で、稀世良は美壽々によってそれなりに大切にされて育てられてきたという描写も見受けられる。まずは御廻様と出会うまで処女であったこと。村の因習からは距離を置いていることが伺い知れる。また文字が読み書きでき、村の歴史や文化、異客についての知識も美壽々から教育を受けていること(まあ捏造された歴史と文化なんですけどね。ただ、村の因習が噓塗れだってこと、多分稀世良は知っていたんじゃないかな)。そして、稀世良が鬼役になった際には、美壽々が介入し、どうにかして稀世良が嫁御前の地位に戻れるよう奔走していたこと。これは、心の奥底では稀世良を犠牲にしたくないと思っている親心の表れではないだろうか?本当に心の底から娘が憎いのなら、稀世良が鬼役に選ばれようと頓着はしないだろうからだ。ただし、これについては十子が姫様の生まれ変わりであることを考えると、やはり十子を御三家で喰らうためにはどうしても彼女を鬼役に仕立て上げる必要があったから介入したのだと考えた方が自然ではある。それに、上記に挙げた描写の数々も、結局は因習を維持し、末永く苦しみを与えつづけるために稀世良が利用できるからそうしているに過ぎないのだろう。
しかし、では美壽々には、もう僅かばかりの良心も存在していないのだろうか?
私はそうではないと思いたい。下記の台詞から、私は可能性を見出した。
>「正彌が生きながらえ苦しみつづけるのは、美壽々にとっても喜びがあっ
た。ときどき、”わずかな悔苦が美壽々の胸を掠めたが”、すぐに復讐の
無慈悲な喜びにかき消された。」
この台詞には美壽々に僅かばかりの良心が残っている可能性が示唆されている。正彌はこの村において唯一最後まで御三家の女たちを助けようとした男である。そんな彼の良心を踏みにじる美壽々は、それこそ悪逆の限りを尽くした勝や村長達となんら変わらない。そんなことは美壽々自身とて百も承知のはずだ。だから、美壽々の憎悪の炎は自分自身にも恐らく向けられていて、それが故に決して炎の勢いが弱まることがないのだろう。自分自身が一番憎い。さながら自縄自縛のようになっているのだと私は思う。で、ここから抜け出すためのきっかけとなる人物がいるとすれば、それは当人である正彌をおいて他にはいないのではないだろうか。そして、さらにここで稀世良の存在がポイントになってくるのだ。正彌がきっかけとなって美壽々に良心が蘇ったのならば、今度は犯してきた罪の重さに美壽々自身が耐えられなくなり、恐らくこの世から消えようとするだろう。ここで稀世良が美壽々の罪を赦すことで、彼女の救済が果たされる、という筋書きだ。美壽々にとって稀世良はただの利用できる道具程度の存在だったかもしれない。だが、彼女は曲がりなりにも大切に育てられ、そして御廻様と出会うことであろうことか「幸せ」にさえなってしまった。そんな稀世良だからこそ、この村で唯一美壽々を赦すことができる。親子の情が、美壽々を人に戻すのだ。主人公=正彌がきっかけとなって美壽々の良心を呼び覚まし、最後には稀世良が美壽々を赦すことによって救済がなされる…そういうシナリオが途中まで私には見えていたのです。長々とすんません。
……まあ結局ただの妄想なんですけどね!そもそも主人公≠正彌だったし。
ただ、「悪夢の果て」エンドの後にはこういう展開もあり得るかもしれない。洞窟パワーで稀世良が食われる前にタイムスリップして、これまた洞窟パワーで正彌も一緒に連れてきて、主人公の肉を喰って究極完全体になった十子が「この因習を終わらせに来た!!!ドン!!」的な感じで何とか…
マサのウンコが~のくだりが面白過ぎるwww
サエについてはまあ可哀想な奴隷少女だったという印象。というかこの作品の女性陣の印象は基本的に皆可哀想から始まるな…
髪下した時の美少女感はギャップ良き。
ルートとしてはサエルートが一番面白かったかな~
ただ、全クリした今となっては、サエルート後の十子はあの後御三家に喰われてしまったのだろうな、と考えてしまう。死んじゃったらほんとに聖女じゃんかよ…
tkktさんはクリトルリトルの感想でも童貞と処女が初めてを捧げあうシチュエーションについて書いていたので、そこが性癖なのかも。自分は貞操にはあまり執着していないので(非童貞非処女大好き!)、ここは性癖の不一致かな~
あ、でもショタの童貞食いは大好きだよ!
八千代さんと正彌のカップリングは本作で一番エモかったです。
この二人の描写もっと見たかったな~
「雪の夜」での結婚に至るまでのくだりをkwsk
なるほど~言われてみれば八千代さんとサエの親子二代で手遅れのシンデレラになっているのか…親の因果が子に報いた結果、同じ構図が反復されているというのは確かに美しいかもしれない。
なるほど~
自分も実況メモで、
>「こんなマジキチ村に尽力し身を捧げるとなると、そりゃあもう村の肉便器という醜悪な形での発露になるのも納得ですわ…
そして十子自身はそれが尊厳を踏みにじる行為であると最後まで認識していなかったというね。尊厳凌辱を当人に悟らせない形で行う、ということにすごい悪意を感じる…」と書いていたように、十子の仕打ちには凄い悪意を感じていたんだけども、村のシステムが高潔から食い尽くすようにできているのならば納得。過去の美壽々そっくりの高潔さが美壽々は一番許せないというのにはマジで同感。
>「愛してはくれるけど、恋してはくれなかった」
そうなんだよな~。結局十子とは対等な恋人としての関係は築けなかったもんな~
一番最初の十子ルートでの、十子と主人公との関係性の変化が良かっただけに、あの露悪的な終わらせ方はもったいなかった。以降のサエルートでは聖女になり、最後のルートではもう主人公の十子への想いは信仰になっていたからね。ここも最初の十子ルートでの十子→御廻様への信仰と対称になっているのか。なんにせよ、全然対等な関係じゃないので萌えませんでした…
輪廻転生については何か言えそうだけど……何も思いつかないない!
これはマジでそう!
実況中に感想書く時もずっと迷ヒ我をながしていたので、プレイ時間が通常の3倍になってしまった。すごく雰囲気のある曲で、歌詞も完璧でした。
以上、tkktさん、本当にありがとうございました。
tkktさんの言語センス、マジでリスペクトしています。
とりあえず日本語ラップの勉強をすれば、少しでもtkktさんのセンスに近づけるかな~?精進せねば!(ところで何故ラップ?)
・最後に
ここまで長々と読んでくれた方には、心からの感謝を申し上げます。
特段実況メモに残したこと以上のものは書き記せなかったので、そこは申し訳なく思います。理想としては、実況メモではライブ感溢れる生の文章を、全体の統括ではウィットに富んだレトリックを用いた批評文を紡ぎたいものなのですが、如何せん実力不足なもので…
生暖かい目で見守っていただけると幸いです。
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
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