Erewhon 実況メモ①共通~十子ルート
クッソどうでもいい前置き自分語り
エロゲって、18禁な訳じゃん?折角18禁なんだからさあ、やっぱりこう、エログロ全開の、エロゲでしかできない物語を見たいんだよね、僕は。
という訳で、自分はBlack Cyc作品とか、euphoria以降のclockup作品が大好きだったりする。そりゃあ綺麗な御伽噺も好きだけども、汚濁まみれの猥談も良いものだ。エロゲというフォーマットの懐の広さを考えれば、清濁併せ吞むプレイヤーでありたいものですな。
そしてこのErewhonという作品。買ったはいいが長らく積んでいた作品なのだが、この度clockup新作「鏖呪ノ嶼」が発売されるということで、取り急ぎ崩すことにしたのだ!
「因習もの」の風格が漂う鏖呪ノ嶼。あまり因習ものエロゲを嗜んでいないので、これからErewhonで予習を行う!クロアプ新作楽しみだな~
…ところで、「澱」発売ま~だ時間かかりそうですかね~
実況メモ
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楡井田幸仁…楡井って初めて見る苗字だ
由来は現長野県にあたる信濃国高井郡仁礼村らしい
チャットGPTちゃんに楡の花言葉を尋ねると、「堅実な愛」「永遠の友情」との答え。…男女間での「愛」と「友情」、どちらをとるの的な話?
うわぁ…明らかにヤバそうな場所。にしても何の花なんだろう。多分ショートカットアイコンと同じ花なんだろうけど…花に関する知識皆無なのが悔やまれる。→どうやら椿の花らしい!狂い咲きらしいから、作中は夏の終わり頃ってコト?
う~ん雰囲気凄いな。主人公のことを御廻様と呼ぶ少女。CVは…多分聞いたことあるけど思い出せない!
ここから因習ものエロゲによくある、まろうどに性的接待する展開になるのは見えているけど。にしても御「廻」様かぁ…またループのメタファーなのか、それとも単にまろうど全般を指す言葉(また来てくれますようにとの祈りを込めての廻)なのか判断がつかない…
→「私が見つけたかみさま」発言!直後に風景のフラッシュバック!これはループ確定ですね、間違いない…
うわ~背景まで椿一色。少女の名前は稀世良…清らの当て字?
っていきなり口づけを!?地の文ここは「キス」表記じゃなくて「接吻」表記がいいだろう。敵性言語、許すまじ!
しかもいきなりディープかよ…
えぇ…出会って3秒で合体を!?最初の口づけは、これから淫乱に盛りあうことを確信するための前振りだったのか…てっきり村の因習に則った儀か何かかと…
稀世良の連呼する淫語がやけに現代的で、なんか少し浮いてる。もっと古風な感じでオナシャス。それとも「Erewhon」のタイトル通り、こんなものはありもしない、男にとって都合の良い妄想的な幻想世界ということを強調するために、あえて現代的な淫語を使ってずらしているのかも?
声だけで、決して姿を見せない下女。かみさまの姿を妄りに見てはいけないからね、しょうがないね。下女も「御廻様」と呼んでいるので、この村の通称ではあるらしい。上座に座る主人公。
この村の名前は「来待村」…いかにもな名前だな
神職をつとめる女性は「永見美壽々」…寿の旧漢字とか初めて見た。とにかく名前からめっちゃ長生きしてそうな女性だということはわかった。
生贄を求める恐ろしい鬼女を、村にやってきた若者が退治し、村の美女と結婚した。
どこにでもありそうな昔話。その伝承を模したお祭りをやるってん
この二人の娘から嫁を選べと…
お、右側の娘だけ現代風な服を着ている…因習からの脱却?
右の娘のルートは村からの脱出を描きそう。となると対となる稀世良ルートは村に残り続けるのかな。→右の娘は十子というらしい。名前は普通か。
なんか思ってたんとキャラが違う!かなり凛とした佇まいで、発せられる言葉も力強い。武士娘?そして夜伽へ…
「子どもが出来たらこの村で大切に育てる」という十子。
てっきり因習への反感を抱いているのかと思っていたけど、そうでもないみたい。
そしてOPへ…
へ~稀世良のCV小波すずさんだったのか…あんまり辱ゲ―に出てるイメージ無かったんだけど
下女であるサエに、着替えや食事や村の案内を頼む主人公。
…なんか稀世良あたりの恨みを買って酷い目にあいそうな匂いがプンプンするなこの娘。
力関係的には永見>阿式>田儀って感じかな?多分
儀式全般を担う永見家がヒエラルキーの頂点で、それを苦々しく思っている阿式家、という構図が見える見える。…あれ?でも十子は阿式家だったような。阿式家も巫女を輩出して権力に食い込もうって魂胆か?田儀家は…両家の共倒れを虎視眈々と狙っていそう。
う~ん、男衆に声が無いのが残念。
辱ゲ―は特に、男の声があると臨場感が違うからな~
そして今宵の夜伽相手は稀世良。すっげ~独占欲強そう、「私だけのかみさま」とか言っているし。
「孕ませ子種本気汁ナマ撃ち」、タクヤさん並の語彙センスでマジエロ!
十子に頼んであっさり禁域へ
二十年前の祭の際、一人の少女が行方不明になったらしい
禁域に到着~
神籬…神樹ってこと?調べてみたら神の御座所として祀られている場所やモノを指すらしい。
道中に謎の石碑が…セーブポイントか何か?
十子は御杖代なので道に迷わないとか。てっきり阿式家が永見家に対抗して用意した出来合いの巫女だとばかり思っていたけど、ガチのモノホンっぽい。御杖代自体はこの村でも珍しくない存在なのだとか。
そして今度はお風呂で夜伽!今宵はあなるですか…
それにしても肛門にモザイクかかっているのが何とも…
一応肛門は性器ではないので、モザイクなしでもいいはず(だよねソフりん?)
にもかかわらずモザイク処理されている、つまり二次元美少女の肛門は専ら排泄には使用されず、性行為を成す為にしか存在しない第二の性器であると、そうおっしゃるのですね!つまり本作はスカトロなし…ってコト!?
祭りの日には稀世良を嫁に選べという十子。
祭りには御廻様、嫁御前、鬼姫の三役が必要なのだと。
その鬼姫役を買ってでるという十子。
お、前回とはまた別の伝承。山賊に襲われた貴人、橘姫が飢饉で苦しむ村人の為に祈りをささげると、大判小判と蜜柑に姿を変えたのだと。以来、村人たちは貴人を祀ったものの、長い時が過ぎ、いつしか貴人を祀ることを怠るように。これに怒った貴人は鬼女あるいは紅姫と呼ばれるように。
…こういう伝承はよく反転しているものだ。オチとしては、村人が貴人を殺して大判小判や蜜柑を強奪したとか…
急に行方不明になる村娘のキミちゃん。
キミちゃんを探しに山へ向かうが、洞窟に転落してしまう主人公。
特に異常もなく、キミちゃんを連れて下山。
主人公の回想。虚無。
翌朝起きると、同じ下女達から虐待されているサエ。
…まあサエちゃん虐められっ子のオーラ出てるから…
お、家父長制批判か?個人主義VSコミュニタリア二ズム的な…
でも抑圧から抜け出したところで待っているのは別の抑圧。それとも、永遠に逃げ続けるつもりかな?気づいているのに気づかないふりをして…
え、唐突な独白。なるほど、折檻(という名の虐待)されているサエをみるのが苦しいと思うこころと、村のしきたりだから仕方ないと思うこころとの板挟み。
主人公は十子の感性が普通だと言い、村人たちの方がおかしいという。
「普通」ねぇ…その倫理観を攪拌してくれることを願う。
かつての貴人から頂いた蜜柑を村中に植えた。
しかし貴人が鬼女と化してからは、村中の蜜柑が椿に変わってしまったとか。
夜になり夜伽の時間
主人公のことをお兄様と呼ぶ稀世良…実は本当に兄妹?
お、主人公のケツ穴にはモザイクかかっていない!よって本作では主人公のケツ穴は肛門性交には使用されないことが伺える()
ケツ穴はケツマンではなかった!
妹にケツ穴舐めさせるとは業が深いな…
稀世良と十子…どちらを選ぶべきか悩む主人公。
選択肢来るか…と思ったら来ない。
と思ったらやっぱり来たあああ!
>十子を嫁にする
稀世良を選ぶのが一番丸く収まりそうだけど、逆張マンなので十子を選ぶぜ!
お、私服立ち絵。雰囲気全然違うな。
鬼役の説明を受ける主人公。
え、何それは(ドン引き)
人権なんか必要ねえんだよ!
やっぱり伝承が反転しているのでは…?貴人、被害者説。
たましずめの儀(下ネタ)の為にサエを使う=虐待するらしい。
それを母上から聞いて胸が痛くなる十子。
あっ…(察し)
なんだか急にヤバげな匂いが立ち込めてきたぞこの娘。依存型メンヘラ―か。御廻様が言うのだから正しいと。
御廻様に犯されることが村の女にとって至上の悦びだという、どこまでも男に都合の良い世界。こうして村の外部から来た男の規範を解体して、因習に組み込んでいくんだね。
サエは犯されることを望んでいる。それを叶えてやるのがサエの幸福なんだと…この台詞を言うのが稀世良というのがねぇ、なんだか掌の上で転がされている感半端ないっす。そろそろ主人公の倫理規範も崩れてくる頃合いかな?
サエにご奉仕させる主人公、堕ちたな(確信)
こうして村の女を犯すことにだんだん疑問を抱かなくなっていくのだろう。
倫理規範解体ショーの始まりや!
自分の中の「普通」がぐちゃぐちゃになっていくことを恐れる主人公。
十子に救いを求める。十子だけが、俺と同じ「普通」を共有できるのだと。
…十子に不信感を抱き始めているから、壮大な前振りにしか見えねえ。
「御稜威なんてものは存在しない」
信仰さえあれば、それは存在していなくとも、存在しているのと同じ。
そして、それを本物の神秘にしてしまうのが、因習エロゲの醍醐味なんだな。嘘の中に真実を混ぜる、のではなく真実の中に嘘を混ぜる。
結局、稀世良をたましずめの儀に使うらしい。なんだろう、稀世良の思惑を外す目的で十子を嫁御前に選んだつもりなのに、どうあがいても掌の上で転がされているだけな気がしてきた…御廻様として、建前の上では誰よりも高い地位にいるのだけども、その実ただの傀儡。気づけばいつの間にか選択の余地が無くなっている。いや、そもそも「選択肢」なるものは始めから存在しなかったのか…
僕もワンピースで髪おろしてる十子の方がしゅき~
…なんか自分で言っててキモく感じてきた。
醜悪な勃起、シスヘテロ男性的な欲望。己の中の男性性を克己せよ!
二人きりの時は、御廻様ではなく「幸仁」と呼んでほしいと頼む主人公。
ここは重要かもしれない。「御廻様」と「幸仁」の剥離。後は十子自身が「御廻様」を選ぶか、「幸仁」を選ぶか。そのいかんによって、バッドエンドかハッピーエンドかが決まりそう。
おお、主人公の告白、からの即合体!
御廻様ではなく幸仁として十子と体を重ねることに
ところがどっこい、それがあるのですよ。御稜威も鬼女も本当にあるのですよ!ここは因習エロゲ、しきたりを破ると、本当に村は滅んでしまうのですよ!
「自分が望むなら、しきたりを破ってもいい」
まあ主人公の個人主義的な発言はいいとして、それに容易く感化されてしまう十子にやっぱり危うさを感じてしまう。ええんか、そんな誰でも思いつくようなありきたりな台詞に流されて。依存メンヘラ―体質はそのままに、信仰の対象が御廻様から幸仁にすげ変わるだけじゃないのか。う~ん啓蒙の構図そのもの。そこに付随する傲慢さの匂いが鼻につく。
太歳もどきと聞いて落胆する和比古。本物も存在するのか
この村における太歳とは、赤くぶよぶよとした肉の塊。うたわれるものかな?永見の先祖が、たくさんいた太歳を洞窟に封じ込めたのだと。あの赤い洞窟のことか。その後永見の祖先は洞窟の近くに村を作った。時間軸はどうなっているんだろう。貴人が訪れるよりも前なのか後なのか。
主人公の持っている本にも太歳の記述があるらしい。いまだにきちんと詳細がプレイヤーに開示されないこの本、多分最重要キーアイテムなんだろう。
不老長寿をもたらす太歳。さあ、食べたのは誰でしょう。十中八九美壽々さんやろ。
なんかSIRENっぽい話になってきた。
神の御完成、みかんせい
そして美壽々さんに押し倒される!
いや~一番いいね!男を手玉に取り続ける美女!
圧倒的なスキルとカリスマで男を支配する。射精のタイミングまで操る
ペニスに貫かれる女ではなく、ペニスを捕食する女であれ!
御廻様という名ばかりの立場にイライラし始める主人公。
そしてそれを稀世良にぶつける主人公。すべて掌の上。
十子の姿を見て恐慌状態になる父。忌み子か?→どうやら十子ではなく、若い娘全般に怯えているとのこと。太歳の肉を使えば治せるという主人公、それを拒絶する十子。
今まで状況に流されるだけだったのに、急にテンプレエロゲ主人公のようなお節介ムーブをし始める主人公。これも無力な御廻様の立場でしかない自分への苛立ちから来るものなのか。
結局主人公の提案を受け入れ、太歳の肉を父に与えることに
太歳の肉の交換条件に、祭りの鬼役を担うことを提案される。
うわあああああ何もかも計画通り。すべてが予定調和へと収束してく恐怖。
十子の父の具合が良くならないのも実は…あっ(察し)
十子に自立を促した手前、十子の行動を咎められない主人公。
いいですね。十子へ説いた自由意思の尊重も、その裏には「自分の望む十子」であってほしいという身勝手な欲望が潜んでいた。こうした形で欺瞞を摘発され、情けない小言しか言えない主人公。その主人子を見て表情が曇る十子。幻滅した?ええやん、信仰というベールが剥ぎ取られ、ある意味対等な人間として関係を築けそうじゃん。
結局太歳の肉は効力を発揮せず、安堵する主人公。
まあ彼は彼で十子の身を案じているのだから、そんなに醜いとは思わない。
太歳の肉が効かなかったことで、約束通り嫁御前は十子、鬼役は稀世良に
神おろしの儀が始まるが…十子が豹変!文字通り鬼女と化して暴れだす!
…始めから稀世良たちは知っていたのかな?どうあがこうと十子は鬼姫になり、稀世良は嫁御前になると。
お、ここで選択肢。どう見てもバッド直行にしか見えない「演技に違いない」を選ぶぜ!
…なるほど、十子は村の女を守るために、やはり稀世良に鬼役はさせられないと、それで鬼役を買って出たのだと。まだ読めないな、これが演技なのか否か。そして、十子の選択に結末を与えるという主人公。いい感じに傲慢になってきた?エゴとエゴのぶつかり合い。自分一人で徹底的に十子を調伏し、村人には指一本十子に触れさせないと宣言する主人公。
ケツに一升瓶を突っ込む主人公。まずいですよ!
でも中身媚薬っていってたしセーフか?そしてFFへ…
結局十子がもとに戻ることは無く、主人公の肉人形に成り下がってしまった。それは主人公が望んでいた十子の姿でもある。村のみんなではなく、主人公だけを見つめる十子。主人公の傲慢さの発露を、誤魔化すことなく描いてくれたのは誠実?終わり!そしてEDへ…
お~タイトル画面が変化している…
クロアプの作品ってあまりタイトル画面変化しないイメージだったけど
あ、マゴべは変化していたか…
選択肢「本当に憑依されたのか」からスタート!
今度は主人公だけではなく、村人も調伏に参加することに。
…なんだかお祭りみたいなノリになってきたな。女性輪姦によって結束を高める男衆、ホモソーシャル社会の戯画?
うおおおおおお調伏完了、クエスト達成!めっちゃ盛り上がってて草。
え、まだ乱交するの?元気だなあ。祭りと性行為はワンセットとはいえ…
マジで長えええええええええ、やっと終わった。
その後。十子は自ら志願して村人たちの肉便器に。
え、どっちの選択肢もバッドエンドやないかい!でも、十子の気高さは失われていない。肉便器と化した今でもなお。
主人公は十子の現状を受け入れる。
…なるほど、それで十子が幸せならと。
薬物中毒者は幸福か否か?そして彼らに対して、我々はどんな言葉を持てるのだろうか。
終わり!そしてEDへ…
感想
片や「主人公の望む十子の姿」を、片や「十子自身の望む十子の姿」を描いている訳なんだけども、どちらも露悪的で後味の悪い読後感。二つのエンディング共に極端に振り切っているな~との所感。何が極端なのかというと、それは主人公の十子に対する態度。主人公一人で十子に調伏を行うルートでは、エゴな部分が強調され過ぎているし、村人と共に調伏を行うルートでは、逆にエゴな部分が鳴りを潜め過ぎ。中庸を欠いた物語がうまく着地できるはずもなく、そのまま転げ落ちてしまった印象。
二人の関係が変化していく流れは見ていて面白かった。
村で唯一、主人公と価値観を同じくする少女。一見主人公との関係は対等に見えるが、そうではない。彼女もまた村の因習に染まっている一人。主人公へと向ける視線は御廻様と同化していて、信仰にも等しいものだった。主人公が、「サエが折檻されているのを見るのが苦しい」と漏らす十子に、「そう思うのは普通だ」と言葉をかけた際も、助言としてではなく、御廻様の御言葉だからそれは正しいのだ、と受け取っていたように思う。サエがたましずめの儀に選ばれた際も、御廻様が「おかしい」と仰るからそうなのだろうと全肯定。決して主人公を見ていない。見ているのは御廻様。すごく危うい関係だな~と心配していたけれど、主人公のことを「御廻様」ではなく「幸仁さん」と呼び始めた辺りからは、一気に関係が対等になった感じがして安堵していた。それでもまだ幾分か神聖視していた「幸仁さん」も、太歳の肉を父に食わせる食わせないのくだりで、決して神様のような存在ではなく、人並みにエゴを持った、情けない普通の人間なんだと、そう認識を改めてくれたのだと信じていた。だから、ここからが本当に対等な関係の始まり。二人の恋愛はこれからが勝負だ~、と期待していたんだけどな~…
…とりあえず真・十子ルートに期待しよう!…ありますよね?十子のCG一覧埋まってますけど、真・十子ルートありますよね⁉
つづき