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子供の頃の夢叶えました〜日本語教師への道
海外に憧れた自分
イギリス人と結婚したい
自分が若かったころは、バイリンガルに憧れたものだ。
バイリンガルというか、英語をペラペラ喋っちゃう人を見てすごいなー、
あんな風になりたいなーという漠然とした夢があった。
中学の時の卒業アルバムに書いた夢は、「イギリス人と結婚する」だった。
アホか
と思うことを、のうのうと書いていた私は可愛かったな、と思う。
当時はMTVが見られる我が家だったので、洋楽ばかり聞いていた。
特に中学卒業の頃にはイギリスに対する憧れが強かったようで、Take That、 Blur、 OasisなどのいわゆるUK POPをよく聞いていて、ジャ○ーズなどの追っかけをしている友人を横目に、一匹狼のように一人、洋楽を貪り聞いていた。
少し大人になって現実的な夢を見るようになった
流石に、高校の卒業アルバムにはイギリス人との結婚の夢は書かなかった。
そこには、「国際的な仕事をしたい」だったような気がする。(というのも、今は海外生活なので手元に卒アルがないので)
ただ、ぼんやりと日本語教師になりたいというのはあって、高校の時の担任に相談した記憶はある。そして、当時はまだ日本語教師になるための学部もなく、自分でもはっきりしたビジョンがなかったので、何を自分の中で得意とし、好きなのかを考え、国際学部へと進んだ。
国際学部…よく考えたら、正直、何勉強しているのか?という感じだ。
とにかく、外国語を勉強し、日本と海外の比較、今でいうダイバーシティーの架け橋となるようなものを勉強していたような気がする。
そして、就活時期になる前、日本語教師になりたいという夢が捨てきれず、実際に日本語学校へ見学、相談しに行った。
夢は日本語教師と再確認
諦められない夢
日本語学校の現役の先生とお話をする機会をいただき、話してから自分の考えの浅さに気がついた。
その時、言われた言葉は今でも覚えている。
「日本語教師は日本語だけを教える仕事ではなく、日本という国、文化、社会など総合的に教え、伝える職業。だから社会に出て、自分でお金を稼ぐ大変さ、企業で社会人として働く経験を積んで、いつかまた日本語教師になりたいと思ってからなってもいいんじゃない?それに新卒って一応、人生に一回だけだし。」
学生だった自分には、目から鱗というか、もっともなことを言われたので、とても心に刺さった。そして、その1年後には旅行会社に勤め始め、幸運にも海外部署につけたので、仕事で海外へ行く機会が増えた。
海外に出て感じたことは、自分の世界がとても狭かったこと。日本の常識が世界では通じなかったり、他の国の常識が日本人にとっては受け入れ難かったり。
でも、そんなことを経験できたので、辛いことはたくさんあったが(これは海外とは関係なく、日本人のお客様への対応が大変だった…)自分の器は少し大きくなったような気がする。そして、日本語を勉強したいと言っている人は海外には多くいて、そんな人達と出会う度に少しずつお互いの言語を教え合う楽しさも得られた。
日本語教師への道を目指す
働きながら、ずっとモヤモヤしていた自分。
そう、やっぱり日本語教師になりたい。その気持ちが日に日に強まった。
そして、日本語教師養成講座420時間への通学を決意。
仕事しながらの学校通いは大変だったと思う。
「思う」というのは、私は昔から苦労した記憶はあるが、嫌だった、辛かったという感情を忘れてしまう(忘れられる)という能力に長けているようだ。
とにかく、仕事終わりや週末に学校へ通い、課題を提出する。1−2か月に1度、1週間前後で海外へ行かなければいけなかったので、振替も何度もした。
実際にどのくらいの期間で講座終了できたのか忘れてしまったが、無事に卒業でき、夢を叶えるべき、渡豪を決意した。
海外で憧れの日本語教師になる
元々、英語が好きだったので、どうせなら英語圏で日本語教師をしたいと思い、求人を探しているうちにあるエージェントを見つけた。
正直、今考えるとそのエージェント(日本サイド)は悪くなかったが、仕事を紹介した(教員募集していた)学校の契約、対応は酷かった。しかし、こればっかりは現地に行かないと分からないし、その国のシステムを知らないと酷いと気付けないので、正直、見抜けなかったのは仕方がない。それに、他では日本にいながらオーストラリアでの就職先を事前に見つけることはできなかったので、これがベストだったと今では思う。
それはともかく、限られた期間ではあったが、学生時代からの夢だった日本語教師になれ、自分の中では夢達成。
なんだかんだ、結果的にはオーストラリアで出会った今の旦那と結婚。
蓋を開けてみれば、旦那は生まれはオーストラリア人だけど、血はイギリス人。
あれ?中学の時のふざけた夢も叶えちゃった…という、結果に。
今回は学生の頃の夢を思い出し、日本語教師になったことを書いてみました。
次回は日本語教師の奮闘記、とまではいかないが、経験したことを記してみたいと思います。