ジョーカー
概要
公開日:2019年10月4日
上映時間:122分
監督:トッド・フィリップス
脚本:トッド・フィリップス
スコット・シルヴァー
原作:ボブ・ケイン
ビル・フィンガー
ジェリー・ロビンソン
製作:トッド・フィリップス
ブラッドリー・クーパー
エマ・ティリンガー・コスコフ
撮影:ローレンス・シャー
美術:マーク・フリードバーグ
衣装:マーク・ブリッジス
編集:ジェフ・グロス
音楽監修:ランドール・ポスター
ジョージ・ドレイコリアス
キャスト
アーサー・フレック/ジョーカー:
ホアキン・フェニックス
マレー・フランクリン:ロバート・デ・ニーロ
ソフィー・デュモンド:ザジー・ビーツ
ペニー・フレック:フランセス・コンロイ
ギャビン刑事:ビル・キャンプ
バーク刑事:シェー・ウィガム
トーマス・ウェイン:ブレット・カレン
受賞
第43回日本アカデミー賞 最優秀外国作品賞
第92回アカデミー賞
主演男優賞 ホアキン・フェニックス
作曲賞 ヒドゥル・グドナドッティル
第77回ゴールデングローブ賞
最優秀主演男優賞 ホアキン・フェニックス
最優秀作曲賞 ヒドゥル・グドナドッティル
第76回ベネチア国際映画祭
金獅子賞 トッド・フィリップス
ストーリー
舞台は1981年のゴッサム・シティー。
大都市でありながらも
財政の崩壊により街には失業者や犯罪者があふれ
貧富の差は大きくなるばかり。
そんな荒廃した街に住む道化師アーサーは
派遣ピエロとしてわずかな金を稼ぎながら
年老いた母親ペニーと
慎ましい生活を送っていた。
彼は緊張すると発作的に
笑いだしてしまう病気の為
定期的にカウンセリングを受け、
大量の精神安定剤を
手放せない自身の現状に苦しんでいた。
しかしアーサーには
一流のコメディアンになるという夢があった。
ネタを思いつけばノートに書き記し、
尊敬する大物芸人マレーが
司会するトークショーが始まれば
彼の横で脚光を浴びる自分の姿を夢想する。
感想
正直の感想は “怖い” ただこの一言。
ジョーカーは世の中のみんなが生み出した
よくも悪くの怪物。
精神疾患をまだきちんと理解されていない時代に
生まれたアーサー。
幼いことからの積み重ねで心にひずみが生まれ、
何をやっても馬鹿にされ、見下され、
そんな世の中に飽き飽きし、
生まれた第2の自分がジョーカーだった。
最初のきっかけは自分を守る為。
そこから徐々に大きくなるジョーカーの心。
誰にでも起こりえる事だと感じた。
今の世の中はまだ精神疾患に理解はあるし、
支援もたくさんある。
しかし街に出れば
おかしな人というレッテルを張られ、
変な目で見られることが多くある。
まだまだそんな世の中なのだ。
そんな世界を変えたくて生まれたのが
ジョーカーなのではと私は思った。
ジョーカーになる人が
生まれればいいわけではない。
そんなことはあってはいけない。
ジョーカーになる人を少しでも支援し
減らしていくために
生まれた映画ではないかと感じた。
人間だれしも悪の心、負の感情は持っている。
でもみんな理性を持っているから
やってはいけない事って理解している。
でも大きなひずみが生まれると
何をしでかすか分からない、それも人間。
だからそんな世の中を
変えていけたらとてもいいと思う。