ペルーのシャーマンと 植物から知恵を得る儀式 ディエタ 〜③〜
3日目の朝、ジャーナリングをしながら経験を振り返ってみた。
アヤワスカの味:個人的に苦いけれど薬のような味で嫌いではない。
植物たちが伝えたかったこと:
You don’t have to know about everything.
unknowing is also a good thing.
embrace the unknown.
(全てについて知らなくても良い、知らないことも良いことなのだ。未知であることを受け入れよ。)
上記2つのことを思い出しジャーナリングにまとめた。
それから私は昼寝をした、そして夢を見た。
シャーマニズムの世界ではプラントメディスンだけでなく、夢も重要なビジョンである。
夢の中で私は動物たちの命を軽視する人々に腹を立て、命は平等では!?と怒っていた。
またもう一つの夢では、石田すみれが出てきて
(彼女とは一度代々木公園で出会って握手をしてもらったのを思い出す、、なんなら知人の知人という狭い世界。)
著名人の名声で二度とこんなことしたくないと私に話していた。
そしてそれらの夢から覚めた私は、目を閉じたままアマゾンを感じた。
アマゾンでは、風の音で葉が揺れて音を出しているのか、それとも雨が降っている音か区別がつかなかった。
それでもその音が心地よくてハンモックで何時間も寝てしまう。
日本にいる時と今の3日目の私は
特に変化を感じられないのが正直な感想だった。
変化していないことも受け入れ、このプロセスを信頼しよう、そう感じていた。
夕方6時くらいになり、ディエタをする植物(精霊)を決めると言うことで、みんなが集う場所へ向かった。
1人の女の子が中々来なかったので、
それまで皆んなでラペをした。
ラペとはブラジルの原住民が使う浄化作用のある粉だ。
それを鼻に吹き込んでもらうと浄化と共に瞑想状態が得られる。
わたしはそれまで物凄く便秘に悩んでいたのだがラペのおかげで、すっきりと出すことができた。笑 (もちろんトイレで)
みんなが集まると、シャーマンのフランシスコがやってきた。
昨日のアヤワスカ儀式の最中、精霊達はシャーマンにこの人とディエタをすると伝えていたらしい。
そしてフランシスコが私に
"君とエミリーはボビサナだよ"と言った。
私はやっぱり!と嬉しくなった。
昨日のセレモニーで感じたことは本当だった。
すでにボビサナと繋がれていたことが嬉しかった。
フランシスコは精霊による口笛を
そのボビサナの飲み物に吹きかける。
ヒューヒューヒュヒュー
心地いい口笛、精霊ごとに違うのがわかった。
エミリーと私以外の人たちはアホサチャなど違う植物だった。
その後、ボビサナの飲み物をゆっくりと飲み干した。
それからファシリテーターのナタリーが
私とエミリーをボビサナという植物の元へ案内してくれた。
"ボビサナは川などの水辺に育つ木でね、この辺にもよく育つの。だから別名マーメイドとも呼ばれるのよ🧜 この子は男の子よ。私もボビサナとディエタした時は夢にマーメイドとして出てきてくれたわ。"
とナタリーは教えてくれた。
今夜、私の夢にマーメイドとして現れてくれるだろうか。そんな期待をしてしまう。
ジャングルは真っ暗になり、私は自分の小屋へ戻った。
小屋へ戻り蚊を素手で殺してしまった。
その時こう感じた、
"命とは儚い。たったひと叩きで死んでしまう。
私たち人間もそうだ。
森の偉大さを知らなかった、浄化作用、森が持つ治癒力は果てしない。"
相変わらず、夜1人は恐かった。
ネズミかわからない生物が徘徊する。
そして私は蝋燭を消して3日目の夜も眠りについた。
そして、、不思議な夢を見た、、。
それはボビサナだった、、。
続く