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スウェットロッジ 魂の中にいるラコタ族に導かれ、系譜を辿る旅 inメキシコ
こんにちは、
バリ島を拠点にひょんなことからマヤとアステカを末裔として持つ相方とネイティブアメリカやマヤから伝わるメディスンセレモニーをしているChihiroです。
メキシコに4ヶ月ほど滞在し、相方も長年お世話になったシャーマンやコミュニティの方々と交流し、ネイティブアメリカ伝統のセレモニーをたくさん体験してきました。
メキシコにはメソアメリカ文明から伝わるテマスカルというドーム型の土壁でできた蒸された部屋を用いた儀式のほか
ネイティブアメリカン ラコタ族(スー族)から代々伝わるイニピ、スエットロッジと呼ばれる木々や皮などで作られるドーム状の蒸し小屋を用いたイニピと呼ばれる儀式があります。
私がこちらメキシコに来てから、一番多く体験しているのは二つ目のイニピ、スエットロッジと呼ばれるタイプのものです。
初めはその場で感じたことを学びたいと思ったので歴史的な背景をあまり下調べせずに体験してみました。
個人的に土壁で作られたものよりイニピタイプの
その場で作るタイプのものが好きです。
なぜなら大地を直に感じられるから。
この二つの儀式はどちらも神聖なる植物ペヨーテと共に行われることもあれば、プラントメディスンを使用せずに行うこともあります。
初めてのイニピ経験はサンダンス儀式のベテランの方々とでした。
サンダンスとは、アメリカ、カナダの平原インディアンの部族が行う自然復活と和平祈願の最大の儀式。「祭」や「成人の儀式」ではない。
一人一人歌をうたっていく中で
私は歌い慣れているラコタ族の歌を捧げました。
ちなみにオーガナイザーはラコタネイションのルールによりサンダンスが行われる4年間必ず4回ビジョンクエストを受け、グレイトスピリットと繋がったものだけが行うことができます。
ちなみにサンダンスは男性だけですが、乳首のあたりに棒を通して血をささげ踊るという儀式で並大抵以上の勇気がなければできません。
儀式を仕切ってくれたのはサンダンスコミュニティをポルトガルでも指導するその道ベテランのメキシコ人エマニュエルさんとその息子さん。
『僕熱いの好きだから』
という発言の元、イニピに慣れている他のメンバーでさえ衝撃を受けるほどの熱さでした。テマスカルはそこまでなのですが
イニピだと私も熱さで肌がむけたことがあるので行う際はファシリテートする人の力量にかかっていると言えます。笑
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ちなみにこの時はウィリクタからウィリクタ族の人が持ってきてくれた神聖なるヒクリを摂取した後みんなでお供えの儀式をしてからのイニピでした。儀式の最中はいつも私のセレモニーでもお世話になっているラコタ族の先祖たちと改めて繋がった感覚と彼らの歓迎を感じました。
一度、夢で自分がネイティブアメリカンだったころを見たことがあります。
しかしみんなが想像するような調和に満ちた世界ではなかった。
当時はすでに争いがあり、
私は妹に静かにしないと見つかるといい、ティピがある川のそばで隠れていました。
ネイティブアメリカンの前は、鳥だったときの記憶もあります。
自分の魂が繰り返し成長して生きていく中で、再びその歴史を感じ取れる儀式は私にとってとても楽しく、ホームのような感覚になります。
儀式を通じて母なる大地と、そこにいるみんなとひとつになっていく。
思考を外し、心で感じる全てと
歌を通じて宇宙や自然、見えない存在と繋がっていく
それが私にとっては喜びなのです。
イニピを初めて体験した時に思ったことは
中に入ると地球のエレメントを感れるようになっていること
そして在る、有る=無いを体験し
先祖と繋がり地下世界と繋がっていく感覚でした。
地球のエレメントを感じる要素として
火: 火を焚く中で熱さを感じる(息できないのに歌うと何故か楽になる。)
土: 土を触って母なる地球を感じる
水: 土がドロドロして水になる、体から汗が出る
風: 入り口が開くと風を体で感じ、風が呼吸をつないでいく
といった具合に
順序ごとにエレメントを感じていきました。
”一つのエレメントから全てが揃う時、私たちは生を実感できる。”
この体験から学んだことはまさに死と復活でした。
メキシコに来て一番感じるものは
私たちが歴史と呼ぶものは、複雑に絡み合う糸のようなもので
現代は血を繋ぐもの、魂を繋ぐもの、たちが伝統を紡いでいて
その伝統は歴史を知ることでツールの重みを知ることができるということです。
ひょんなことからセレモニーを行う者になってしまった私は
まだまだ旅の途中で、時には
なぜ私が、、?と思ったり
こんな器の私が人々を導くものになれるのかと
謙遜する気持ちが芽生えることもあります。
それでも重みを知ってしまったからこそ
丁寧に私の中で関わる見えない存在たちと共同創造しながら
楽しみ喜びながら、皆さんに
先祖の想い、母なる地球の想い
大いなる宇宙グレートスピリットの想い、そして祈りを
届けられる存在になれたらなと思っています。
この体験をさらなる自分自身が行うセレモニーや
カカオセレモニーのファシリテーター、スペースホールダー講座に生かして皆さんにお伝えしていけることも喜びの一つです。
所詮私は体を通しての媒体ですので、見えない存在たちとの共同創造にはなりますが、こういった叡智や祈り、丸いセレモニーを日本、またセレモニーに来てくださる海外の方に伝えていくのも私の役割の一つかなと最近感じている次第です。
いかなる時も皆さんの内なる愛と平和を願っています。
アディオス!🤍
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