2023.04.25(前夜)
サービス業でありながら、今月は3回も2連休があって、最後の連休は特に予定もない。
ふと、一人旅をしてみようかと思い立った。
行き先は何年も焦がれている牧野植物園のある高知県。
調べてみたら今は初鰹の時期でもあるらしい。
美味しい塩たたきも食べられるではないか。
24日の仕事が終わってから夜行バスで移動すれば、火曜日の朝市にも間に合う。
そんなわけで、高知1人旅を決行することにした。
今回の旅の目的はこんな感じ。
・留学以来の完全1人旅を経験する
・現地でレンタカーを借りる
・鰹の聖地、土佐久礼でたたきもしくは刺身を食べる
・にこ淵で仁淀ブルーを見る
・高知県立牧野植物園へ行く
・朝市に行く
・田舎寿司といも天を食べる
そもそもこの旅行は1人で旅行をすること自体が目的である。
というのも、私は今、自分の心に従う練習の最中。(なぜそうなったのかは改めて)
いつもなら1人で行動したい旅先でも「宿代節約できるし、一緒に感動できて一緒にご飯食べられるし、一人でレンタカー不安だし」という心配や貧乏根性で誰かを誘うかそもそも旅行を諦めるのが常であった。
けれど、今は自分の興味や好奇心の向かう方向へ多少のリスクを背負ってでも飛び込んでみるという練習をしている。
この1人旅が成功したら「甘えはないが、自由である自分」に一歩近づけるのではないかと願掛けのような意味も込めていた。
自立の成功体験を増やす旅である。
ちなみに、4月25日、26日は両日雨で、25日に至っては風が強く横殴りの雨。
高知に歓迎されていないとは思いたくないので、嵐を呼ぶほど絶好調な奴(オレ)ということにした。
いい年齢なので結局夜行バスはやめて(良い席が残っていなかったし)、3年ほど乗れていなかった飛行機で早朝に移動することにした。
早めの黄金週間スタートなのか既にリムジンタクシーは満席とのことで、空港まではバスに乗ることにしたのだけれど、始発が始まる前の時間の為タクシーでバス乗り場まで行くことになった。
タクシーや飛行機に乗ること、ここ数年自分には贅沢だなあと許可できなかったことを今回は恐る恐るではあるが自分に許してみた。
この旅行が全て自分のお金で、自分の計画で行われているという当たり前で単純なこと全てが自信になっていくのを感じたし、毎秒毎分がより幸せで感動的だった。
そんな旅の始まりのお話。
拝借したお写真は件のにこ淵。
暴風雨では到底仁淀ブルーを見ることはできないので断念したけれど、また高知に行く理由があると思えばそれもまた良き。