*同僚との話
今週のできごと。
仕事を終えて更衣室で着替えていたら、
同じく仕事を終えた同僚が入ってきた。
「大丈夫?」
いきなりの声かけに私は動揺した。
そのとき私は、いったいどんな表情をしていたのだろう。
「なんで?!そんなしんどそう?!」
そう言って笑ってごまかしたつもりだけど、
恥ずかしながらも、これはちょっと追い込んだら泣けちゃうなぁ、とまさに思っていたところだった。
「いつももっと笑ってるから」
そんなようなことを言ってもらえた気がする。
そうか、そうかもしれない。
私はわりと、いつも笑顔だ。
あんまり人に暗い表情を見せない。
「なんでも言って!なんでもするから!」
そう言ってくれた彼女に甘えて、その日はそのままご飯へ行った。
そして、お店に向かう道中でのこと。
「昨日から元気なさそうだったから、本当はおやつ買ってん。けど今日、持ってくるの忘れてしまった。」
なんだそれ。
昨日から気にかけてくれてたなんて。
なんだか心が救われた。
こういうところがあるから一緒に居られるんだなと、改めて思った。
ちなみに、
次の日、おやつは渡されず、もらったのは次の次の日だった。
そんなところもまた彼女らしい。
そういえば、いつもはだいたい彼女の話を聞いてばかりだけど、この日は私の方が話をした気がする。
それも彼女の優しさだったのかな。
最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも「スキ」と思っていただければ嬉しい限りです。