コスパ?
コストパフォーマンス。略してコスパ。
言わずもがなですが、値段に対しての満足度みたいなものです。
スーパーやコンビニだと食パン一斤98~150円がよく見かける値段だと思います。
高級食パンともなれば、一斤1000円前後。
今の私は100円代の食パンしか買いませんが、この手のパンというのは真新しさとか、話題になるからといった部分が強くて、舌で感じる味以前に脳みそが「これはうまいぞ」と信号を送ってそうな気がするんですよね。
値段と味に関しては価値観が関わってくるのであんまり議論しても仕方がないんですが、今日はそんなお話です。
もちろん私は、高級食パンを毛嫌いしているわけではないので、一斤をプレゼントされたらその日うちに食べられる自信があります。
とにかく、パンだけに限らず、お肉やお寿司、コーヒーなど、値段が上がれば上がるほど当然のように食品は美味しくなると思います。
ただ、ある一定の段階から味だけでなく「これだけのお金を払ったから」という要素が加味されると思われるんですよね。
(いつか、お手頃価格から高いのを順々に並べて美味しさを比較してみたいです)
そんなわけで、パンのコスパを考えてみたのですが、
値段だけで言えば業務用スーパーの食パンあたりがかなり安い部類に入ると思うのですが、やはり有名メーカーの150円台と比べてしまうと「安いからしかたないよね」といった部分が生まれてきます。
そのまま食べたりトーストにしたりするのであれば、有名どころやコンビニのふわふわした食パンのほうが軍配があがりそうです。
だからといって安いパンがだめかといえばそうでもなくて、安くなった分、他の材料を買えるので調理するときに安い食パンは重宝しますね。
ピザトーストとか、フレンチトーストあたりを作るときはパンの美味しさは後回しな部分があるので適材適所みたいなところはあります。
それに、食パンを冷凍するなら品質はあまり関係なくなってくるので、個人的には安い食パンの方に軍配が上がりそうです。
じゃあ、高級食パンはなんなのか?
もちろん、味は美味しいと思います。
でも、高級食パンに求められているのは味以上に、
その名の通り「高級感」なんですよね。
切り込みの入ってない一斤のどでかい食パン。
あれを見るだけでもパン好きはたまらないと思うのですが、それに加えてパッケージやお店の雰囲気。
「私は高級パンを買いに来た」
この経験をする分の値段も払っていると考えれば、食パン一斤に1000円払うのもありだと思います。
ただ、この高級食パン。どんどんお店が乱立してますけれども、この現象どっかで見たことありませんかね?
いつぞやのタピオカブームと同じだと思うんですよね。
真新しさとか、エンターテインメント性が薄れてきた頃には客足が遠いていく……どことは言いませんけれど、街の外観を無視した奇抜な店舗とか……
この手の商法は永遠に繰り返されると思うので、どうこう言うつもりはないですけれど、
多分また熱が冷めて忘れられた頃に、誰かが高級食パンのブームを再び起す日が来ると思うんですよね。
だから、期間限定として今しか食べられない特別感を買うのもありっちゃありですが、
いつでも買えていつでも美味しい食パンに出会える点を推すなら個人経営のパン屋がいいと思います。
そして改めて値段だけを考えたら、業務スーパーなどでいいんでしょうが。
結局何が一番いいかって答えは人それぞれなのでなんとも締まらない話なんですが、
それぞれにいい点はあるから好きなものを食え!
結局これに限ると思います。
美味しいご飯を食べます。