【東京・池袋】This is “日本のガウディ” その名は梵寿綱(ぼん じゅこう)Part3
どうも!
「珍スポの達人」、略して「ちんたつ」です。
“日本のガウディ”こと梵寿綱の建築を紹介するシリーズ。
今回は、東京・池袋にある「斐禮祈(ひらき):賢者の石」「ヴェッセル:輝く器」「PETTI ETANG」の3つを取り上げます。
まずは1979年築の「斐禮祈:賢者の石」から。
家族連れなどで賑わう南池袋公園のそばにその建物はあります。
壁に埋め込まれた賢者の石(?)がシンボリックですね。
1、2Fは平喜屋さんという酒屋の倉庫&事務所、上階は集合住宅となっています。この「斐禮祈:賢者の石」は居住スペースへ続く1階のロビーがなんといっても見どころ。
壁の白い物体はなんでしょうか? マカロニ? チンアナゴ? パイプオルガンのような楽器のイメージ??
おそらく、見た人が感じたものがその人にとっての正解です。
梵寿綱の建築に答えを求めてはいけません。
ただただ想像力を膨らませましょう。
普通、天井を意識することはあまりありませんが、梵寿綱建築ではむしろ床よりも凝っていることも多いのが特徴ですね。
続いて、「斐禮祈(ひらき):賢者の石」と目と鼻の先にある「ヴェッセル:輝く器」へ。居酒屋などが入居している商業ビルです。
一見すると、これまでの梵寿綱建築の中ではおとなしい印象を受けますが、よーく見るとこの外壁、1つとして同じ柄がないことがわかります。
しかも、何かの法則があるわけでもなさそう。
おそらく、人の手によって1つひとつ手作りで組み合わせられたのでしょう。
そう考えるとずっとこの外壁を見ていられる気がしますね…!
最後は「PETTI ETANG」です。
よくネットで「梵寿綱建築は池袋に3つある」と書かれていますが、こちらは池袋といっても線路を挟んで正反対。南池袋ではなくて西池袋方面。歩いて行くにはなかなか遠いので、もし行こうとする方がいたら注意が必要です。
女神が見下ろしていたり、孔雀が枝に止まったりしている入り口が目印です。この建物は先の2軒と違って完全な住居のみの建物。屋上がついていて、池袋の街並みを見渡すことができます。よかったら下記の動画を見てみてください。
それでは、また次の珍スポットでお会いしましょう!
・訪問スポット:
「斐禮祈(ひらき):賢者の石」「ヴェッセル:輝く器」「PETTI ETANG」
・アクセス:各線池袋駅徒歩約8分
・住所:豊島区南池袋2-29−16 / 豊島区南池袋2-31-3 / 豊島区池袋3丁目