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日本で一番台湾に近い!五千頭の龍が昇る「聖天宮」 【埼玉・坂戸】
どうも!
「珍スポの達人」、略して「ちんたつ」です。
今回は、埼玉県坂戸市にある聖天宮をご紹介します。
坂戸ってどこ…? と思った方もいるかもしれませんが、
坂戸は埼玉県のちょうど真ん中あたり。小江戸として有名な川越市に隣接していて、若葉駅は川越駅から電車で15分ほどのところにあります。
今回ご紹介する聖天宮があるのは、駅から5分ほどバスに乗り、「戸宮交差点前」というバス停で降りて約6分のところ。周囲にはのどかな畑が広がっていて、そんな中で突然巨大な道教のお宮が現れます。
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圧巻ですね…!
この聖天宮の建て主は康國典大法師という方で、40歳半ばで大病を患ったものの、三清道祖(道教における最高神)との縁起によって一命を取り留めたそうです。そしてその感謝の念からお宮を建てようとしたところ、お告げにより生国である台湾とはまったく関係のないこの地が選ばれたのだとか。
昭和56(1981)年に着工し、台湾から一流の宮大工を呼び寄せて15年かけて平成7(1995)年に完成しました。敷地は7000坪ほどあり、国内の道教の施設の中では最大級です。
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こちらが本殿です。奥に三清道祖を祀っているのが見えると思います。
視線を上にずらすと……
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ドーム天井(藻井)になっているのがわかります。これは中国文化圏の宗教建築に見られるもので、もっとも技術を要する場所の1つ。1万点以上の部品に金箔による彩色を施し、釘を使わずに組み上げているそうです。渦を巻いているのは宇宙やこの世のすべての始まりを表現しているのだとか。
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これは龍鳳柱(りゅうほうちゅう)といって、台湾の観音山で取れる高さ5mもある一本岩から施された彫刻だそうです。
すごすぎる……!!
ちなみに聖天宮には全部で8本の龍鳳柱があり、すべてデザインが異なります。
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これなんかは初期のドラゴンボール(天下一武道会の会場とか)に出てきそうですね!
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境内には、屋根をはじめ随所に石彫、木彫、陶片からなる龍の造形が配されています。鮮やかな色彩と活き活きと躍動する造形が生命力を表していますね。龍は神の使いとされていて、聖天宮には実に5000頭の龍がいるそうです。
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龍だけでなく、鳳凰もいたるところで見ることができます。実に精巧な作りですが、鉄線などを芯に形作った石膏に色鮮やかな陶片やガラス片を接着する剪粘という伝統技術で作られています。
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聖天宮では、台湾式のおみくじを引くこともできます。
また、個人コスプレ撮影の予約も受け付けているようです。
フォトジェニックな写真が撮れること間違いなしですね。
五千頭の龍が昇る聖天宮、めちゃくちゃオススメです。
機会があればぜひ行ってみてください。
それでは、次の珍スポットでお会いしましょう!
よかったらYouTubeも見てみてください。
・訪問スポット:聖天宮
・住所:埼玉県坂戸市塚越51-1
・アクセス:東武東上線 若葉駅
東武バス 富谷交差点前下車 徒歩約6分/ 駅から徒歩約25分
・拝観料:大人500円
・営業時間:10:00〜16:00
・HP:https://www.seitenkyu.com/