東京都薬草植物園③
クララ~!
アルプスの少女ハイジに登場する女の子の名前です。
マメ科クララの根が生薬で「苦参」(クジン)と読みます。
葉っぱがマメ科っぽいですね。
こちらは、熱と湿を取り除いてくれるもので、
腹痛や下痢、それから、皮膚のかゆみにも効果があります。
ダニによる痒みにつかわれていたそうです。
「消風散」(しょうふうさん)という漢方薬に入っています。
じくじくした湿疹などの時に使われます。
ちなみに、この薬には「セミのぬけがら」も入っています。
「蝉退」(センタイ)という生薬。
ぬけがらということは、皮。
皮膚の病変に効く、ということなのです。
皮膚のお悩みがある時には、焼き鳥なら「皮」を食べるのもよいそうです。
「似類補類」(にるいほるい)という漢方の考えです。
くるみは脳みそに似ているから、脳の活性に、
豆は腎臓に似ているから、腎の強化に、
ブルーベリーは瞳みたいだから、目にいい、などなど。
こじつけみたいですが、逆に考えると分かりやすいですよね。
自分は、動悸がするときには「ハツ」を食べます。薬膳ってむずかしくないのだと思います。
クララ、かわいい名前なだけじゃなく、いい仕事します♪