夜間の咳
夜の咳で眠れないお子さんの受診が多いことがあります。
診察室では全くと言っていいほど咳は出ていないのですが、お母さんの訴えによると「夜になると咳がひどくなり、寝ていても起きてしまう」ということです。
低気圧や寒暖差、季節の変わり目などが影響していることもありそうです。
湿度が50%以下なら、部屋を少し加湿をしてみましょう。
また、温かい飲み物で喉も加湿すると症状が和らぐかもしれません。
お子さんが嫌でなかったら、上白糖、またははちみつ(1歳以上のお子さんに限ります)を少し溶かしてあげるとよいでしょう。
これらは、咳や痰などの症状を良くする効果がある食物です。
夜間に甘いものを飲ませることに抵抗があるようなら、湯冷ましだけでもOK。
冷たいものを飲むのは逆効果です。冷えてしまった体を温めるという余分なエネルギーを使うことになります。
湯冷まし、またはお湯に砂糖などを溶かして冷ましたものを、保温ポットに入れて枕元に置いておくのはいかがでしょう。
少し、つらい咳が楽になるかもしれません。