生成AIのHallucination

先週、久々にHデザインのアドバンススタジオを訪問しました。

室長のS井さんとの話に花が咲き、鉄板焼き屋も含め5時間があっという間でした。

彼の最近のいろいろな取り組みというかチャレンジというか遊びというか、とにかく相変わらずのクリエイティビテイで感心、感動、感激で大興奮でした。

その内容は彼自身のnoteでも紹介されているので是非ご覧ください。
https://note.com/daisaw33

簡単に言うと
生成AIのhallucinationという「嘘」をついてしまう特性の話である。

最近は生成AIが変なことを言わないように、どんどん改良されている。

技術者はこのhallucinationをなくすため、日夜努力しているのだが、彼の視点は全く逆のPositive Hallucination Approachなのである。

人は一つの答えを早く見つけたくて生成AIの活用を考える。そのため既知の情報のみを繋げ、できるだけ変な情報は切り捨て「正しい」答えを導き出す。

しかし、クリエーションは今まで正しいとされていた常識や理論からはなかなか新しい価値は導き出せない。クリエイターはそこを体感でわかっていて自然に頭のタガを外し、とんでもない発想でプレークスルーをやってのける。

それを生成AI(できれば不完全な)を使えば、誰でもその世界に踏み込める、というのが彼の考えである。

これはHで学んだ「不常識」を「非真面目」に見つけるに近い。と彼も言っている。

全くもってその通りだ!
私は久々に涙が出るほど感動して興奮した!

実際に生成AIを使って様々なクリエーションを実践(楽しんで)していている。新しいBBQソースを作り、肉を焼き、盛り付けも生成AIと一緒に作り上げ、何と見事に大会で優勝までしている。

それだけでなく、世界中の学生や一般的にはクリエーションとは関係ない人事部の人と全く新しい提案を生み出すワークショップまでやってのけている。

figmaのファンミーティングでの講演では自身の紹介を様々なAIを駆使してプレゼン映像や音楽まで作り上げている。

しかも、通勤電車の中でそのほとんどをスマホでやったという。

天才だ!!

いや、天才より尊敬できる。

「発想を変える」というのは、なかなかできない、いくつかのやり方はあるが本当にそれを自由自在にできる人は数少ないと思う。

5時間のミーティングでは足らなかった。
今でも、その興奮が私の僅かなクリエイティビティを刺激している。

「不常識」を見つける「非真面目」
死ぬまでそうありたい!

Create and Connect
Chinpan S

いいなと思ったら応援しよう!