あるカーデザイナーのクルマ選び060
おわりに
こうやって自分の乗ってきた、選んできた車やその頃の生活を振り返ってみると、その時々で、色々考えていたのだなと思う反面、でも最後に自分の元にやって来ることに決まるのは、縁だったとも思えます。
自分の意志で選んでない車もありましたが、私の手元に来てからは、それが当然だったかのように、その時の暮らしに馴染んでいたと思います。
それも縁だったのだと思います。
中島みゆきさん、さだまさしさんあたりに歌ってもらいたいですね(笑)
皆さんも自分の最初の車というのは印象深いものなのではないでしょうか?
私の場合も、こうやって振り返ってみると、最初の車は細かい事まで覚えているなと思いました。きっと暇だったのでしょうね。
人との違いを気にしてクルマ選びをしていたように思えますが、ボディ色は無彩色がほとんどだったのも発見でした。
色で違いを求めるのは私的でないのだとは思いますが。その中でも圧倒的に白が多いのも驚きでした。
いつも、その車の形に合った色を選んできたつもりでした、でも結果的には白が多かったのは、キャビン(窓の部分)とボディの部分のコントラストがはっきり見え、その車の特徴がよく見えるからかもしれません。
そして、やっぱりスポーティーな見かけが好みなんだな、というのを客観視できました。
会社から貸与された車として同型の車に続けて乗ったことはありましたが、自分で選んだ車はそれぞれが違った車型のクルマでした。
最後にはリフレッシュという今までになかった選び方になったのも面白いと思います。
一台一台それぞれに思い出があり、深い愛着があったなぁと思います。
乗り換えのきっかけは様々でしたが、それも運命みたいなものを感じます。
そういう意味でも、私の生活、人生に密着したクルマ選びだったのだと感じます。
これからの私の人生にも、いろいろな変化が起こるでしょう。そして、それに伴うクルマ選びが必要になるでしょう。そういう機会を楽しんでいきたいと思っています。
つづく