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あるカーデザイナーのクルマ選び その後1

この連載の最終話を投稿してから、しばらく経ってしまいました。

車業界にも様々な出来事がありました。
半導体問題や不正認証、そして最近はEV(正確にはBEV)の先行きに翳りなど、100年に一度の大変革の時代で右往左往を繰り返しているようにも思えますね。

私の車選びにも少なからず影響があり、新車を注文して約1年経ち、熱が冷めたそうになった頃にようやく納車という体験をしました。

もしかしたら、「終のクルマ」となるかもしれない車は、「Honda VEZEL e:HEV Z(FF) プレミアムサンライトホワイトパール グレージュ内装 プレミアムオーディオ(これをチョイスするとスマホのワイヤレス充電システムがセット)

Honda SENSINGも最新レベルになっているのでシニアの運転には助かる(はず、、)
ただ安全運転支援はありがたいようだけど、それによりボケや注意散漫を促進するかも、と思ったりする。

その他のオプション装備ではサイドシルのステップガード照明付き、カップホルダーやインナーハンドルの照明を追加し、使い勝手と見栄え向上を図ってみた。

強いていうなら、レザーシート設定があると満足だが、シートヒーターに加えステアリングヒーターも装備されているので、まぁヨシ。

想定と違ったのはタイヤのブランド。
ミシュラン プレマシー4からブリヂストン アレンツァに変更になっていた。性能が落ちた訳でもないが、コスト的な理由なのか?円安の影響もあったのか?

一番の懸念点はサイドウォール断面の丸み。
ブリヂストンの方が丸くダルな感じ。つまりゴムチューブが膨らんだ感じでカチッとしない、、

タイヤは性能が一番ではあるが、カーデザイナーとしてはボディとタイヤの関係はスタンスとしてのタイヤ位置だけでなく、ボリューム感をどう支えるかやタイヤ含めたエクステリア全体の印象(丸さやシャープさ)にも気を遣っているので気になってしまう。

全体的な質感や乗り味は先代よりワンランク上がった感じはあるが、サスとタイヤのバランスが私にはピシッと決まらない感じ。
造作のディテールにも詰めの甘さを感じてしまう(あくまでも個人的感想なので、関係者の方は気にしないでね)

デザイナー視点で細かく見ると、インパネのシボのチョイスやメーター照明の明るさ調整ボタンの傾きなど気になる点がいくつかある。使い勝手などには全く関係ないので、これも個人的好みかもしれないですが。

グレージュという淡いグレーイッシュな白と黒のコンビの内装は飽きないか心配ではありましたが、白の派手さはいい具合に抑えられていて満足です。

このコンビの場合はシートセンターの表皮パターンはちょっとビジーに感じてしまうがこれは量産コストからするとやむを得ないチョイス。座ればわからないしね。

8ヶ月で既に10000キロを超えるペースで走行距離を伸ばしていますが、娘や息子に長距離に駆り出されていて、この状況はこの先も先代と変わらないかもしれません。

その先代は下取りに出す予定だったのですが、知り合いの方が乗りたいというので、お譲りし、そちらで大事にその方のワンコと一緒に余生を過ごしていています。

先代はHAC開発のモデューロサスに変更していたので少し硬めなのですが、そちらのワンコはドイツ生まれのため、柔らかいと車酔いするらしく喜んでもらえているようです。

長年共にした相棒だったので、見ず知らずの所への別れよりは、知った人の所に嫁いでいったのは前オーナーとしては嬉しい。

燃費は高速と街中を半々の走行で22〜23km/L。プリウスには敵わないが、まあ良し。
強いて言えば、プラグインでないし、災害時の蓄電池としての使用は不明。(まだ試したことはないです)

いろいろ書いたものの、トータルは満足。
開発者の皆さん、良いクルマをありがとうございます😊

買ってすぐ(正確には製造時の塗装が落ち着いた時点で)ボディコーティングをしたので、納車から今まで水洗い洗車のみなのは楽。

これからこのヴェゼル2ndとどんな物語が展開するか、楽しみである。

できれば、開発までしてたモデューロXのサスだけでも発売してもらえませんか!!

2024年8月

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