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古今集巻第十 物名 454番

ささ まつ びは ばせをば

きのめのと

いささめに時まつまにぞ日はへぬる心ばせをば人に見えつつ


笹 松 琵琶 芭蕉葉
紀乳母
かりそめに時を待つ間に月日が経ってしまった、心の思いをあの方に知られながら

紀乳母(きのめのと)は陽成天皇の乳母の紀全子(きのぜんし、きのまたいこ)のことです。
題の笹、松、琵琶、芭蕉葉が四つの句に詠み込まれています。四つも入れていますから、歌合わせなどの場で詠んだものかもしれません。

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