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古今集 巻三 夏歌 152番

題しらず

みくにのまち

やよやまて山郭公ことづてむわれ世の中にすみわびぬとよ

題しらず
三国町
ねえ、ちょっと待ってよ、ほととぎす、言伝てたい、わたしはこの世間に住みづらいと

 ほととぎすに山ごもりの出家の人へ、わたしも世を捨てたいのだと伝えてほしいと言っています。ほととぎすは、山からやってきて、山へ帰っていくので、帰ったら、そこにいるであろう修行僧に伝えてほしいということです。
 みくにのまちは、漢字で「三国町」。そういう名前(あだ名)の女官です。仁明天皇の更衣。福井県の三国氏出身の女性で、越の国なので継体天皇の子孫と言う説があるそうです。

#古今集, #夏, #ほととぎす, #三国町

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ちのみゆき
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