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古今集巻第十 物名 428番

すもものはな

つらゆき

今いくか春しなければうぐひすもものはながめて思ふべらなり



李の花
紀貫之
今はもう幾日しか春はないので、鶯でさえももの憂く眺めて春を惜しむようだ

「うぐひ『すもものはな』がめて」と春に咲く李の花を詠み込んでいます。鶯が鳴くのは春を惜しむからだと言われているのを取り入れて詠んでいます。

#古今集 , #物名 , #李の花 , #うぐいす , #紀貫之

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ちのみゆき
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