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古今集巻第十三 恋歌三 628番

題しらず

ただみね

みちのくにありといふなる名取川なき名とりてはくるしかりけり


題知らず
壬生忠岑
陸奥にあると言う名取川のように、そんなことはない名前の噂を取りあげられては苦しいことだ

上の句は「なき名」の序詞。「なき名とりては」は無実の噂が立っては、の意味。思いを掛ける女性はいるが、まだなんの行動も起こしていないのに、恋の噂だけが先に立ってしまっては困ってしまう、という歌です。
名取川は宮城県の川。

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ちのみゆき
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