見出し画像

古今集巻第十五 恋歌五 787番

題しらず

とものり

秋風は身をわけてしも吹かなくに人の心のそらになるらむ

題知らず
紀友則
秋風は、わが身と人の身とを別けて吹くのではないのに、あの人の心だけは飽きの風が吹いて上の空になったようだ

恋の相手の女性が、そわそわして上の空だ、どうやら心移りして、他の男性に恋をしているらしい、という歌です。
「秋」は「飽き」に通じます。

#古今集 , #恋歌五 , #紀友則 , #秋風 , #空

いいなと思ったら応援しよう!

ちのみゆき
応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。もっと勉強したり、調べたりする糧にしたいと思います。