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古今集巻第十一 恋歌一 491番

題しらず

よみ人しらず

あしひきの山下水のこがくれてたぎつ心をせきぞかねつる


題しらず
よみ人しらず
美しく裾をひく山の下を激しく流れる水は木々に隠れて見えないように、わたしのたぎる思いも隠れてはいるが、せき止めることはできなかった

「せきぞかねつる」は、「せき止めかねる」です。「せく(塞く)」の連用形「せき」+係助詞「ぞ」+接尾語「かぬ」(できない)の連用形「かね」+助動詞「つ」の連体形「つる」(係り結び)。

#古今集 , #恋歌一 , #あしひきの

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ちのみゆき
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