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古今集巻第十七 雑歌上 916番

難波にまかれりける時によめる
つらゆき
なにはがたおふる玉藻をかりそめのあまとぞ我はなりぬべらなり

難波に罷れりける時に詠める
貫之
難波潟生ふる玉藻を仮り初めの海人とぞ我は成りぬべらなり

難波に行った時に詠んだ歌
難波潟に生える玉藻を刈る、仮初めの海人にわたしはなったようだ

難波潟は、大阪の海岸、玉藻はきれいな藻草の意味です。
難波潟に行ってみると、きれいな藻草がたくさん生えていて、その風景が美しいのか、自分も刈ってみたいと思ったのか、そういう歌です。ちょっと意図がわかりません。
仮初め(かりそめ)と刈るは掛詞です。

#古今集 , #雑歌上 , #難波潟 , #玉藻 , #海人

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