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古今集 巻第五 秋歌下 309番

北山に僧正遍昭と茸がりにまかれりけるによめる

そせい法し

もみぢばは袖にこきいれてもて出でなむ秋は限りと見む人のため

北山に父の僧正遍昭ときのこ狩りに行った時に詠んだ歌
素性法師
紅葉の葉は袖にかき取って入れて山から持って出よう、秋はもう終わりだと思って楽しんでくれる人のために


 僧正遍昭は桓武天皇の孫。父が皇籍臣下して良岑姓となり、遍昭は良岑宗貞となり、その後出家しました。そして素性法師はその子です。
 北山は京都の北の衣笠山、金閣寺のあるあたり。僧正遍昭たちは北山に近い雲林院に住んでいたのだと思います。

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ちのみゆき
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