古今集 巻第七 賀歌 355番
藤原三善が六十(むそぢ)の賀によみける
在原しげはる
鶴亀もちとせののちはしらなくにあかぬ心にまかせはててむ
この歌は、ある人、在原のときはるがともいふ
藤原三善の六十の祝賀で詠んだ歌
在原滋春
鶴亀も千歳ののちはわかりませんが、あなたの長寿がそれぐらいでは満足できないわたしの気持ちにお任せ下さって、長い寿命を全うしてくださればと思います
藤原三善が誰なのか分からないそうです。藤原の系譜を本で調べましたがそれらしい人はいませんでした。在原滋春は業平の子供です。在原時春はその子、業平の孫のようです。
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