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古今集巻第十一 恋歌一 500番

題しらず

よみ人しらず

夏なればやどにふすぶるかやり火のいつまでわが身したもえをせむ


題しらず
よみ人しらず
夏なのでわが家にもくすぶっている蚊遣り火のように、いつまでわたしは心の陰で恋に燃えるのだろう

「下燃え」は、燃え上がらずに下でくすぶることで、人知れず恋い焦がれることです。

#古今集 , #恋歌一 , #蚊遣火 , #下燃え

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ちのみゆき
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