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古今集巻第十一 恋歌一 551番

題しらず

よみ人しらず

奥山の菅の根しのぎふる雪のけぬとかいはむこひのしげきに


題しらず
よみ人しらず
奥山の菅の根を押しつけて降る雪が消えてしまうように、このわたしも消えてしまうなどと言おうか、恋の気持ちが高まったので

上の句は「消ぬ(けぬ)」を言うための序詞です。奥山に静かに降り、ひっそりと消えていく雪のように、このままでは自分もひっそりと消えてしまいそうだから、振り向いてほしいという歌です。

#古今集 , #恋歌一 , #奥山 , #菅の根

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ちのみゆき
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