朱雀院の女郎花合(おみなへしあはせ)によみて奉りける
藤原定方朝臣
秋ならであふことかたきおみなへしあまのかはらにおひぬものゆゑ
宇多上皇の御所の女郎花の歌合で詠んで奉った歌
藤原定方朝臣
秋でないと逢うことが難しいおみなえしの花、それは天の河原に生えているものだから
天の河原は、天の川のこと。天の川に育つおみなえしは、織姫と同じように簡単には逢えないのだろうと、女郎花を七夕にあてはめています。
藤原定方は、三条右大臣と呼ばれる人で、百人一首にはこの名前で出てきます。
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