ものへまかりけるに、人の家にをみなへしうゑたりけるを見てよめる
兼覧王
をみなへしうしろめたくも見ゆるかなあれたる宿にひとりたてれば
ある所へ行った時に人の家に女郎花が植えてあったのを見て詠んだ歌
兼覧王
女郎花が気がかりでなんとなく見てしまった、住む人の手入れが行き届かない家の庭にひとり立っている
まるでひとり寂しく女性が暮らしているようだ、どのような人なのだろう、とても気がかりだ、ということだと思います。
兼覧王(かねみおう)は文徳天皇のお孫さん、惟喬親王の息子さんだそうです。
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