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古今集巻第二十 神あそびのうた 1075番

とりもののうた
よみ人しらず
霜やたびおけどかれせぬさかき葉のたちさかゆべき神のきねかも

採り物の歌
詠み人知らず
霜八度置けど枯れせぬ榊葉の立ち栄ゆべき神のきねかも

霜が何度も降っても枯れない榊󠄀の葉のように、立ち栄えていく神の遣い達でしょう

採り物は「榊」です。
「八度(やたび)」は、8回ですが、何度も、という意味です。
「神のきね」は、神様に仕える人、巫女など。
霜が何度も降っても枯れない榊󠄀と同じで、巫女達はいつまでも栄えるだろう、という歌です。

#古今集 , #神遊びの歌 , #採り物 , #榊

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ちのみゆき
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