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古今集 巻四 秋歌上 225番

是貞のみこの家の歌合によめる

文屋あさやす

秋の野におくしら露は玉なれやつらぬきかくるくもの糸すじ

是貞親王の家の歌合で詠んだ歌
文屋朝康
秋の野の草に置く白露は玉なのだろうか、玉に通しかけてあるのは蜘蛛の白い糸だ

 早朝の野で蜘蛛の巣に露がたくさん並び付いている様子を、玉に糸が通してあるようにきれいに並んでいると詠っています。「つらぬきかくる」は「貫き掛くる」です。

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