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古今集巻第十五 恋歌五 748番

ちのみゆき

題しらず

藤原なかひらの朝臣

花すすき我こそしたに思ひしかほに出でて人にむすばれにけり

題知らず
藤原仲平
かわいらしい花すすきに、わたしは密かに思いを寄せていたが、花の穂が出て美しくなって他の人と結ばれてしまった

相手の女性は伊勢だそうです。初めは仲良しでしたが、伊勢はその後、仲平の兄の時平と仲良くなり、さらに宇多天皇にみそめられて子を生みます。「穂に出でて人に結ばれにけり」です。
仲平は、官位で兄の時平、弟の忠平を超えることができず、藤原北家のトップにもなれなくて残念な思いを持っていたそうです。

#古今集 , #恋歌五 , #藤原仲平 , #伊勢 , #花薄


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