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古今集巻第十二 恋歌二 606番

題しらず

つらゆき

人しれぬ思ひのみこそ侘しけれわが嘆きをば我のみぞしる


題知らず
紀貫之
人に知られない恋の思いだけはとてもわびしいものだ、わたしの嘆きはわたしだけが知っている

「のみ」を人しれぬ思ひのみ、我のみと世間と自分を対比して使って孤独感を強調しています。世間が知らないので当然お目当ての女性も知らない、その嘆きは自分のものだ、と順に範囲を絞って最後に自分に焦点を当てています。和歌のお手本みたいな歌です。

#古今集 , #恋歌二 , #紀貫之 , #人知れぬ思ひ , #わが嘆き

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ちのみゆき
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