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古今集巻第十五 恋歌五 815番

題しらず

よみ人しらず

夕されば人なきとこをうちはらひなげかむためとなれるわが身か

題知らず
詠み人知らず
夕方になるとあの人のいない床を払い清めて、嘆く為の者になってしまう我が身が悲しい

「夕去れば人無き床を打ち払ひ嘆かむ為となれる我が身か」

通って来ない男性を、それでも毎日夕暮れになると床の塵を払って待っている、床を敷くのはまるで嘆く為のようだ、という歌です。

#古今集 , #恋歌五 , #夕さり , #床 , #我が身

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ちのみゆき
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