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古今集 巻三 夏歌 136番

う月にさける桜を見てよめる

紀としさだ

あはれてふことをあまたにやらじとや春におくれてひとり咲くらむ

卯月四月に咲いた桜を見て詠んだ歌
紀利貞
ああきれいだという言葉を多くの他の木にはやらないということか、春を遅れて初夏の四月にひとり咲いたのだろう

他の花が散ってからわざと遅く咲いた桜に対して美しさの称賛をひとり占めしたいのか、ずるいやつだな、それにしてもきれいだ、と言っています。

#古今集, #紀利貞, #夏, #桜

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ちのみゆき
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