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古今集 巻三 夏歌 168番

みな月のつごもりの日よめる

みつね

夏と秋と行きかふ空のかよひぢはかたへすずしき風やふくらむ

水無月6月の終わりの日に詠んだ歌
凡河内躬恒
夏と秋とが行き来してすれ違う空の通り道は片側は涼しい秋の風が吹いているのだろうか

 水無月のつごもりは今の季節なら7月の終わりなので、まだ涼しくはなりませんが、暦の上では秋なので、空高くには涼しい秋の風も吹いているかもしれないなという期待も込めているのでしょう。
 古今集の巻三夏歌は、この歌で締めくくりです。

#古今集 , #夏 , #凡河内躬恒 , #水無月 , #つごもり

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ちのみゆき
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