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古今集巻第二十 東歌 1091番
みちのくうた
よみ人しらず
みさぶらひみかさと申せ宮城野の木の下露は雨にまされり
陸奥歌
詠み人知らず
御侍、御笠と申せ、宮城野の木の下露は雨に勝れり
お供の人よ、その貴人に御笠をお使いくださいと申しあげよ、宮城野の木の下の露は雨よりも激しいから
仙台の露は雨よりも激しいのでしょうか。お供の者に気をつけて差し上げよと注意しています。
都とは違った気候そのものが名物になるのでしょう。京都の街なかは、大小の家があって人が住んでいるだけです。畑ぐらいはあったでしょうけれど、田んぼも湖もありません。旅が簡単ではなかった時代ですから、海や山、島、各地の自然環境や人々の暮らしそのものが目新しく感じられたのだと思います。
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