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古今集巻第十 物名 467番

ちまき

大江千里

のちまきのおくれておふうなへなれどあだにはならぬたのみとぞきく


茅巻
大江千里
後で巻いて遅れて育つ苗ではあるが、無駄にはならずにあてになるものだということだ

「のちまき」に粽(ちまき)を詠み込んでいます。たのみは「頼み」「田の実」と掛けてもいます。弟妹のことなのか、出世が遅れたことを言っているのかだと思います。このような何かにうまく例えて不遇を嘆いてみせるのも古今集の歌の題としては多いようです。

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