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古今集巻第十一 恋歌一 531番

題しらず

よみ人しらず

はやき瀬にみるめおひせばわが袖の涙の川にうゑましものを


題しらず
よみ人しらず
流れの速い瀬に藻のみるめが生えているなら、あの人に逢える機会があることになるので、わたしの袖に流れる涙の川に植えたいものだ

海藻の海松布(みるめ)と見る目(逢える機会)を掛けています。見るは逢うこと、目は機会です。

#古今集 , #恋歌一 , #海松布 , #みるめ , #涙の川 , #袖

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ちのみゆき
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