古今集巻第十一 恋歌一 545番 1 ちのみゆき 2023年3月17日 10:06 題しらずよみ人しらずゆふさればいとどひがたきわが袖に秋の露さへおきそはりつつ題しらずよみ人しらず夕方になると恋の思いの涙でますます乾きにくいわたしの袖に秋の露まで置き広がり続ける泣いてばかりで袖が乾かない、という歌です。「ひがたき」は干難き、です。「ゆふされば」の「ゆふ」は木綿に通じますし、「置きそはりつつ」の張るは一面に広がる意味ですが、布を張る(広げる)と連想し、袖が濡れるので、衣服の縁語でまとめていると言えそうです。 #古今集 , #恋歌一 , #袖 , #秋の露 ダウンロード copy #古今集 #袖 #恋歌一 #秋の露 1 応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。もっと勉強したり、調べたりする糧にしたいと思います。 サポート