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古今集 巻四 秋歌上 195番

月をよめる

在原元方

秋の夜の月のひかりしあかければくらぶの山もこえるべらなり

月を詠んだ歌
在原元方
秋の夜の月の光がとても明るいので暗部の山も越えて行くことができだろう

 秋の月夜がとてもきれいで明るいということと、真っ暗な暗部山でもさすがに明るいだろうとして、明暗の対決はお月さまの勝ちだろうということでしょう。
 暗部山は、読み方から都の北東の鞍馬山かとも言われているようですが、よくわかりません。単に暗い山というだけかもしれません。歌枕として和歌には時々出てきます。

#古今集 , #秋 , #月 , #在原元方 , #暗部山

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ちのみゆき
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