月をよめる
在原元方
秋の夜の月のひかりしあかければくらぶの山もこえるべらなり
月を詠んだ歌
在原元方
秋の夜の月の光がとても明るいので暗部の山も越えて行くことができだろう
秋の月夜がとてもきれいで明るいということと、真っ暗な暗部山でもさすがに明るいだろうとして、明暗の対決はお月さまの勝ちだろうということでしょう。
暗部山は、読み方から都の北東の鞍馬山かとも言われているようですが、よくわかりません。単に暗い山というだけかもしれません。歌枕として和歌には時々出てきます。
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