アメリカで使われてるコミュニティエンゲージメントツールランキング
こんにちは。funky jumpの青木です。
今日はアメリカのCommunity Roundtableのアンニュアルレポートが発行されたのでその一部をご紹介しようと思います。
今回ご紹介するのは主要なコミュニティエンゲージメントツールについてです。Internal CommunityとExternal Communityでサービスが異なります。ちなみに今回コワーキングスペースに限らないコミュニティ(企業のサービスに付随するコミュニティやNPOなど含む)です。Internal Communityは主に社員(文化形成やコミュニケーション、ブランドの浸透や生産性の向上を目的としたコミュニティ)、External Communityはユーザーコミュニティ(他の顧客とつなぐことで顧客価値を向上させる、信頼向上、解決方法の提示や新しいアイディアの創出を目的としたコミュニティ)を指します。
■Internal Communityの部
1位 Aurea/Jive
こちらはslack×Linkedin×Google Drive(スプシ、スライド、Docs)のようなサービスです。
自分のプロフィールを作成するとAurea上でファイルのやり取り、共同作業ができたり、他の人の投稿にいいね!を押すこともできます。自分のコンテンツを投稿する際、slackのチャンネルを選ぶように投稿先を決められます。
ビジネスチームでの運用にはちょっともの足りない(できることが多すぎてちょっとうるさい)ような気もしまし、なんだか重いです。
できることがかなり幅広いので解説ブログやわかりやすい使い方の導線があるといいなと思いました。
情報共有やちょっとした相談をコミュニティ内でやるには良いサービスかなと思いました。
2位 IGLOO
こちらはオンラインワークプレイスです。機能を見るとまんまslackのような感じです。見た目がカスタマイズできたり、サービス内にファイルをツリー構造で入れられるのが特徴です。
3位 Higher Logic
こちらはオンラインコミュニティのマネジメントツールです。サービス内で構築したグループページを使って、ユーザーの挙動を観測するサービスでしょうか。アナリティクス機能が充実している印象です。(最新のデモは取寄中)
4位 Sharepoint
マイクロソフトが出しているオンラインワークプレイスですね。日本でも導入が進んでいるのか、Youtubeで探すと日本語の解説動画も出てきます。
5位 Yammer
こちらもマイクロソフトから。エンタープライズソーシャルネットワークとのことでSharepointよりもSNSライクな見た目です。もともとMicrosoftが買収したサービスのようですね。
■External Communityの部
1位 Higher Logic
これは上述してるので割愛します。
2位 Khoros
カスタマーサポートサービスの中にコミュニティ機能があるようですね。
3位 Salesforce Community
いわずとしれたSalesforce。こうして見るとHigher Logicと思想は近いんですね。
4位 Vanilla
こちらもお客様サポートの側面が強いツールです。一方でツール外のサービスにはなりますがコミュニティマネジメントの訓練もやってくれるようです。
5位 Verint
こちらもHighr Logic、Salesforce Communityと近いサービスですね。HPの見た目がテック系な雰囲気です。
さて、The Community Roundtableで紹介されていたコミュニティエンゲージメントツールのご紹介でした。ちなみに「20くらい選択肢を用意したのに一番多かった回答は”その他”だった」とのことで様々なツールが使われているようです。
ということでまた改めてCommunity Roundtableから米国のコミュニティ事情についてお送りいたします。