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半径5mのコミュニティ、家族

どもども。青木です。

引き続きお盆ネタで家族をテーマにしてみます。

コミュニティの上限を示すダンバー数の中でも一番手前にあるのが家族に関するエリアです。

“家族のような関係”というフレーズをよく聞くことはないでしょうか。
この言葉、聞こえはいいのですが実際の関係性に落として考えるとちょっと違うような気がしてくるのです。

ダンバー数は外側へいけばいくほど“素の自分”から離れていき、よそ行きの自分になっていきます。
これを生物学的に検討すると、
家族は(多くの場合)安全地帯なのでもうなんでもアリです。何か呼びかけられてもテキトーに返事をしてOK、パンツ一丁で歩いても怒られるくらいで済む…なんてケースが多いです。そんなことが許されるのも心理的に安全だからです。猫ちゃんも慣れれば脚の中に入ってくれますが、慣れてなければなるべく離れて視界に入るように振る舞いますよね。そんな感じです。

一方、外側へいけばいくほど振る舞い方は丁寧になります。服はちゃんと着るしパジャマで外を出歩いてはダメかな、と思うようになります(コンビニまでパジャマで行っていいか問題など)。

つまり、“家族のような関係”とは“緊張がなくたいていのことをやって許される関係”と言い換えることができるのです。“家族のような関係”を温かく互いを尊重し合う関係だと思っているケースもありますが、生物学的には“家族のような関係”とは”互いに警戒心を解いてだらーんとしてもOKな関係”を指し、必ずしも温もりにあふれる関係ではないことに注意が必要です。

とはいえ、家族の形は家庭環境によってかなり異なるのでご参考までに!

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